2021 Fiscal Year Research-status Report
The Analysis of Intestinal, Oral, and Nasal Bacterial Flora of Chronic Active Epstein-Barr Virus Patients
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20K08720
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
新井 文子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (70359678)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須田 亙 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 副チームリーダー (20590847)
吉森 真由美 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 特任助教 (20816053)
澤田 めぐみ 東京家政大学, 家政学部, 教授 (30291339)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | CAEBV |
Outline of Annual Research Achievements |
研究項目1 慢性活動性EBV感染症(CAEBV)の患者の腸、口腔、鼻腔の細菌叢の特徴の解明 および 研究項目2 細菌叢のCAEBV発症(T,NK細胞への感染成立、不死化)への寄与の解明 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、新規患者受診が激減したため、令和4年度も引き続き試料の収集を継続、5名の患者の試料を収集、保存した。 研究項目3 CAEBV患者の免疫異常の有無と細菌叢の関係の解明 EBV陽性NK細胞株の培養上清中に含まれるIFN-γ、TNF-α等の炎症性サイトカインが単球に作用しマクロファージへの分化と活性化を起こすことを見出し2021年7月にWeb開催された第19回EBV国際シンポジウムで「IFN-γ produced by EBV-Positive Neoplastic NK-Cells Induces Macrophage Differentiation and upregulates blood coagulation causing HLH 」および「Plasma level of IL-1β in Chronic Active EBV Infection can be a biomarker of angiopathy. 19th International Symposium on Epstein-Barr Virus and Associated Disease」を発表した。前者はCancers 2021, 13(20), 5097. 12 October 2021. doi: 10.3390/cancers13205097として論文発表した。CAEBVに対する造血幹細胞移植成績を、日本造血細胞移植学会のレジストリデータTRUMPを提供いただき、「Registry data analysis of hematopoietic stem cell transplantation on systemic chronic active Epstein-Barr virus infection patients in Japan.」のタイトルで2021年12月11-14日の米国血液学会(オンライン)で発表するとともに、Am J Hematol. 2022 Mar 21. doi: 10.1002/ajh.26544として論文発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本来なら令和2年に解析用試料の収集を終了する予定であった。しかし、令和2年に生じた新型コロナウイルス感染拡大による影響に伴い、以下の状況となった。令和2年および令和3年に発出された緊急事態宣言および蔓延等防止措置に伴う外出自粛により、治験実施機関への受診患者、紹介患者が激減し、途中解除、再度発出により年度末までその状態が継続し、収集が遅滞した。令和4年度も引き続き収集を継続せざるを得ない状況となった。遅れてはいるが、試料の収集は進んでおり、最終年度である令和4年には解析を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究項目1および2 引き続き解析用試料の収集を継続する。令和4年度には解析を行う。 研究項目3 令和3年度に発表した論文化する。現在CAEBV患者の末梢血中のサイトカインプロファイルを解析中で、結果をまとめて学会発表および論文化を行う。いくつかのサイトカインに特徴的な結果が得られており、病態に関係するマーカーとしてさらなる解析と知財申請を視野に解析を継続する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大による影響に伴い、以下の状況となった。 ・二度にわたる緊急事態宣言に伴う外出自粛により、受診患者、紹介患者が激減し、その後もその状態が継続しているため、臨床試料の収集がほとんどできず、年度内に予定していた解析ができなかった。そのため令和4年度も継続して試料の収集を行い、十分量完了した時点で解析を行うこととし、次年度使用額として繰り越した。 令和4年度は引き続き臨床試料の収集を行い、予定量収集した時点で、解析を予定している。
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Research Products
(18 results)
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[Journal Article] Registry data analysis of hematopoietic stem cell transplantation on systemic chronic active Epstein-Barr virus infection patients in Japan2022
Author(s)
Yamamoto M, Sato M, Onishi Y, Sasahara Y, Sano H, Masuko M, Nakamae H, Matsuoka KI, Ara T, Washio K, Onizuka M, Watanabe K, Takahashi Y, Hirakawa T, Nishio M, Sakashita C, Kobayashi T, Sawada A, Ichinohe T, Fukuda T, Hashii Y, Atsuta Y, Arai A
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Journal Title
American Journal of Hematology
Volume: ー
Pages: ー
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] The Outcomes of Systemic Chronic Active EBV Infection Treatment By Allogeneic Hematopoietic Stem Cell Transplantation: An Analysis of Japanese Registry Data2021
Author(s)
A Arai, M Yamamoto, M Sato, Y Onishi, Y Sasahara, H Sano, M Masuko, H Nakamae, K Matsuoka, T Ara, K Washio, M Onizuka, K Watanabe, T Hirakawa, M Nishio, C Sakashita, T Kobayashi, A Sawada, T Ichinohe, T Fukuda, Y Hashii, Y Atsuta
Organizer
63rd ASH Annual Meeting & Exposition
Int'l Joint Research
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