2021 Fiscal Year Research-status Report
デング出血熱の発症に関与する血管上皮細胞内の分子機構の解明
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20K08839
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
鍋島 武 長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (30546859)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | SARS-CoV-2コロナウイルスのパンデミック |
Outline of Annual Research Achievements |
元来の計画においては、2020年、ベトナムHue県のHue中央病院において、デングウイルス感染症患者より新しい血液サンプルを採取する予定であった。研究代表者が直接ベトナムを訪問して、採集された血清サンプルを、ベトナム国立衛生疫学研究所(National Institute of Hygiene and Epidemiology, NIHE)内に設置されている、長崎大学熱帯医学研究所ベトナム拠点より、長崎県長崎市の長崎大学熱帯医学研究所のウイルス学研究室に集積し保管、解析する予定であった。 SARS-CoV-2コロナウイルスのパンデミックによる移動制限、渡航制限のため、研究代表者によるベトナム訪問、デングウイルス感染症患者の血清サンプルの採集、および運搬ができない状態である。長崎大学熱帯医学研究所には、2010年ー2018年にかけてフィリピンおよびベトナムでで採集されたデングウイルス感染症の患者血清のストックが保管されている。本実験計画を立てるにあたって、これらのストックされたサンプルを用いて予備実験を行っており、その結果より、HUVEC細胞に対して、その性状変化をもたらす刺激の活性を保っていることが確認できている。SARS-CoV-2コロナウイルスのパンデミックによる移動制限、渡航制限が解除される見込みが立たない状態なので、ベトナムにおける新規のデングウイルス感染症血清採集を一旦保留する。このストック血清を用いて実験を行う方針に切り替える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
SARS-CoV-2コロナウイルスのパンデミックによる移動制限、渡航制限により遅れが生じている。 元来の計画においては、2020年、ベトナムHue県のHue中央病院において、デングウイルス感染症患者より新しい血液サンプルを採取する予定であった。研究代表者が直接ベトナムを訪問して、採集された血清サンプルを、ベトナム国立衛生疫学研究所(National Institute of Hygiene and Epidemiology, NIHE)内に設置されている、長崎大学熱帯医学研究所ベトナム拠点より、長崎県長崎市の長崎大学熱帯医学研究所のウイルス学研究室に集積し保管、解析する予定であった。 SARS-CoV-2コロナウイルスのパンデミックによる移動制限、渡航制限のため、研究代表者によるベトナム訪問、デングウイルス感染症患者の血清サンプルの採集、および運搬ができない状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
SARS-CoV-2コロナウイルスのパンデミックによる移動制限、渡航制限が解除される見込みが立たない状態なので、ベトナムにおける新規のデングウイルス感染症血清採集を一旦保留する。長崎大学熱帯医学研究所には、2010年ー2018年にかけてフィリピンおよびベトナムで採集されたデングウイルス感染症の患者血清のストックが保管されている。2021年度より、このストック血清を用いて実験を行う方針に切り替える。
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Causes of Carryover |
SARS-CoV-2コロナウイルスのパンデミックによる移動制限、渡航制限のため、研究代表者によるベトナム訪問、デングウイルス感染症患者の血清サンプルの採集、運搬およびそのサンプルを用いた実験、解析が行えない状態である。そのため、ベトナムにおける新規のデングウイルス感染症血清採集を一旦保留する。長崎大学熱帯医学研究所には2010-2018年にベトナム、フィリピンで採集されたデングウイルス感染症患者の血清が保管されている。このストック血清を用いて実験を行う方針に計画を切り替え、次年度使用額を次世代型シークエンサー用消耗品の購入に充てる。
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