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2022 Fiscal Year Annual Research Report

Pathophysiological significance of glucagon related peptide in diabetes and obesity

Research Project

Project/Area Number 20K08856
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

橋本 博美 (横田博美)  群馬大学, 生体調節研究所, 助手 (30323372)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywordsグリセンチン / オキシントモジュリン
Outline of Annual Research Achievements

血糖上昇作用をもつグルカゴンと、逆に血糖降下作用を持つGLP-1はともにプログルカゴンから産生されているが、両者は食欲抑制、体重減少作用に関しては同じである。一方、プログルカゴンからはグリセンチンやオキシントモジュリンといったグルカゴン関連ペプチドも産生されているが、その生理的動態や病態生理的意義はほとんど未解明であった。その最大の理由は、これらのホルモンを正確に測定できなかったからである。そこで、申請者が所属する研究室で最近開発に成功したグルカゴンに対する質量分析(LC-MS/MS)を用いた測定法と、サンドイッチELISA法の技術を応用し、種々のグルカゴン関連ペプチドの血中濃度を正確に測定できる系の開発を行なった。まず、オキシントモジュリンとグルカゴンはN末端が共通であるため、グルカゴンのN末端をエピトープ認識するモノクローナル抗体をラットを免疫することで18個獲得し、交差反応試験や希釈直線性試験を行なって、そのうちの1つが高感度、高特異性抗体であることを確認した。次に、オキシントモジュリンとグリセンチンのC末端は共通であることから、このC末端を認識する抗体の作成を試みてきたが、高感度、高特異性抗体の獲得に至らず、現在も挑戦中である。今後はこれらの抗体を組み合わせてグルカゴン関連ペプチドを正確に測定できるサンドイッチELISA系を確立し、食事負荷や糖負荷後のこれらのホルモンの生理的動態、及び糖尿病/肥満モデルマウス、あるいは2型糖尿病患者や肥満者の血中濃度を測定し、グルカゴン関連ペプチドとこれらの病態との関連を解析する予定である。

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Published: 2023-12-25  

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