2020 Fiscal Year Research-status Report
赤色LEDによる脂肪由来間葉系幹細胞ADSCから肝細胞様細胞HLCへの分化誘導
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20K08928
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
齋藤 裕 徳島大学, 病院, 特任助教 (50548675)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池本 哲也 徳島大学, 病院, 特任教授 (20398019)
山田 眞一郎 徳島大学, 病院, 特任助教 (30579884)
森根 裕二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (60398021)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 間葉系肝細胞 / 肝細胞様細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究目的】肝細胞様細胞(HLC)へのLEDの効果を立証する前に、インスリン産生細胞(IPC)に対するLEDの効果を検討した。 【研究方法】(1)青色LED 照射設定 465nm・30mW/cm2、(2)赤色LED 照射設定 635nm・15mW/cm2、(3)単独照射・混合照射(どの分化誘導段階に照射するのか含めて)のパターンで検討した。 【研究成果】IPC分化誘導プロトコールStep1/2/3 (1)Step1およびStep2における青色LED/赤色LED単独また、混合照射によるIPCの機能向上はなし。評価機能項目;IPCの形状・size、ディチゾン染色、糖負荷インスリン分泌能 Stimulation Index。(2)Step2およびStep3における赤色LED照射により、糖負荷インスリン分泌能 Stimulation Indexの上昇傾向あり。通常培養 IPC 2.9, LED照射 3.2。 【HLC分化誘導】ヒトADSCを用いて、Step1; GSK-3阻害剤による胚葉転換、Step2; FGF4, BMP2による肝芽細胞誘導、Step3; HGF, OSM, DexによるHLCへの誘導に21日で成功。同HLCはHepatocyte specific geneであるATT, Alb発現を有し、Cyp3a4活性・尿素産生・annmonia代謝能を有していた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
HLCと胚葉を同じくするIPCに対してまず、PreliminayにLEDの機能促進効果を検討している。青色LEDの胚葉転換促進効果は明らかな効果としてはなし。また、IPCへの機能成熟過程において、赤色LED照射で唯一インスリン産生機能の向上傾向を認めた。青色赤色のCombination Therapyに関しては、現時点では細胞機能促進効果は認められていない。
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Strategy for Future Research Activity |
IPCに照射したLED照射線量と同様にHLCへも照射予定。特にHLCの機能成熟過程であるStep3への赤色LEDの効果が期待できそうである。また、胚葉転換に対する青色LEDも、照射条件を変更も考慮する。また、赤色LEDの機能成熟が証明されれば、メカニズム解析としての、ミトコンドリアに対する効果も詳細に検討する予定である。また、肝細胞機能の中でも特にアンモニア代謝能が重要であり、LEDのアンモニア代謝に対する効果も検討予定である。
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Research Products
(3 results)