2021 Fiscal Year Research-status Report
ICG蛍光法による血流可視化と人工知能解析を用いた新規食道癌手術再建技術の開発
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20K09010
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
北川 博之 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (10403883)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩部 純 高知大学, 医学部附属病院, その他 (00553877) [Withdrawn]
並川 努 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (50363289)
花崎 和弘 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 病院長 (30240790)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 食道癌 / 縫合不全 / 近赤外線 / ICG蛍光法 / 胃管 / 血流 |
Outline of Annual Research Achievements |
食道癌手術における、近赤外線蛍光法で視認した再建臓器血流評価と縫合不全防止効果について検討を行なっている。 血流評価方法として、血流が再建臓器に到達する速度と、血流速度に関わる因子として、患者要因、手術手技に着目した研究を行なっている。 手術で得られた近赤外線蛍光動画の画像について解析を行うプログラミングを検討中である。 これまでの検討において、胃管作成前よりも、胃管作成挙上後の蛍光の違いが術後縫合不全の発生に影響を与えることが明らかとなった。今後胃管作成挙上後の画像について、ICG投与30秒後、60秒後など時間を設定して解析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
最終的な目標は、人工知能によって近赤外線蛍光画像を評価し、縫合不全の発生予測と防止を目指すことである。 現在教師データやアノテーション、セグメンテーションなどのプログラミングについて研究中である。
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Strategy for Future Research Activity |
症例を集積して、縫合不全の有無と近赤外線蛍光画像の比較を行い、試作したプログラミングによって解析が可能か検討を行う。 研究成果の学会発表と論文化を目指す。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響で大学から県外出張許可が出なかったため。
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