2023 Fiscal Year Research-status Report
経時的エクソソーム解析による膵癌術後早期再発ハイリスク症例診断法の開発
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20K09060
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
今村 将史 札幌医科大学, 医学部, 講師 (00404608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永山 稔 札幌医科大学, 医学部, 助教 (40398326)
竹政 伊知朗 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50379252)
及能 大輔 札幌医科大学, 医学部, 助教 (70563485)
木村 康利 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (80311893)
山口 洋志 札幌医科大学, 医学部, 診療医 (80457704)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 膵癌 / 術後早期再発 / miR / エクソソーム / バイオマーカー / CA19-9 |
Outline of Annual Research Achievements |
膵癌切除予定症例の前向き研究:2023年3月までに、102症例の検体を採取し、臨床的にフォローアップしている。早期再発は19症例認めている(2024年3月現在)。 候補miRの発現を経時的に解析し、臨床データ(病期、再発の有無、再発時期、再発部位、予後)と対比している。早期再発の評価を行うため、術後1年間は1ヶ月毎に腫瘍マー カー (CEA、CA19-9、DUPAN2)含めた血液検査を施行し3ヶ月毎にCT検査を施行している。miR解析は、術前、術後1、3、6、9、12ヶ月に行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は単一施設での施行のため、一定かつ確実な症例フォローアップと正確な検体採取・臨床データの集積が可能であった。 候補miRNAの同定には、更なるマイクロアレイ解析の追加が必要と考えられた。
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Strategy for Future Research Activity |
マイクロアレイの結果を踏まえ、ターゲット予測解析、パスウェイ解析、GO解析を行い、更にはmirPath等を活用し、早期再発症例のmiRNAを絞り込みを行った。更なる精度向上のためには、追加のマイクロアレイを検討している。 また、候補miRが補助療法の奏功率、すなわち腫瘍量の増減、新規病変の出現と相関するか否かを検証する。術後補助療法前後のmiR解析に関しては、上記の研究計画と同様である。術前補助療法前後のmiR解析に関しては、診断時と補助療法終了後の検体採取を加える。術前補助療法施行例においては、治療効果判定 (上記腫瘍マーカーと造影CT検査)のための来院時に検体を採取し、miR解析を施行する。
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Causes of Carryover |
miRのマイクロアレイ追加解析を2023年度に予定していたが、解析検体数増加により費用が不足した。そのためマイクロアレイには使用せず、今までのデータ保存解析用に物品を購入し、また研究背景を調べるために論文を購入した。 2024年は、残額を論文やデータ管理費用、消耗品の費用に充てる。
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