2021 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
20K09076
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
久森 重夫 京都大学, 医学研究科, 助教 (50534351)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 胃癌 / 腹膜播種 / マイクロRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
進行胃癌に対する審査腹腔鏡の適応となる症例はこの1年間で10例を超えた。しかし、腹壁転移細胞(P細胞)および洗浄腹腔内浮遊細胞(CY細胞)がひとりの患者から採取できたのは2症例のみで、昨年の症例と加えて3症例となった。それぞれのサンプルからRNAを抽出し、さらにcDNAを作成してストックした。引き続き審査腹腔鏡対象の症例から、P細胞およびCY細胞を採取することとする。 マウス実験については、昨年の経験からNOD/SCIDマウスに胃癌セルラインを腹腔内投与して腹膜播種モデル作成を試み、NCI-N87細胞である程度生着することを確認した。現在他のセルラインを用い、腹膜播種の複数のモデルを作成して、P細胞およびCY細胞が採取できるかどうかを検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の胃癌腹膜播種陽性の審査腹腔鏡手術症例の減少が続いている。手術枠を規制されたことにより、審査腹腔鏡を行わず手術に臨む症例や抗がん剤治療となる症例も増えたことが要因として挙げられる。胃癌セルラインを用いたマウス実験は並行して行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き胃癌腹膜播種を疑う患者の審査腹腔鏡検査を行い、ひとりの患者から腹壁転移細胞(P細胞)および洗浄腹腔内浮遊細胞(CY細胞)を採取していく。目標として5症例は積み上げていく予定。 マウスの実験については、NOD/SCIDマウスで腹膜播種陽性モデルが作成できることは確認できたことから、複数種の胃癌セルラインを用いて検証を続ける。
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Research Products
(2 results)