2021 Fiscal Year Research-status Report
The search for microRNA as a pain-related signal specific to sleep disorders under chronic pain
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20K09191
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
竹村 佳記 富山大学, 学術研究部医学系, 講師 (70624922)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 睡眠障害 / micro RNA / 神経障害性疼痛 / エクソソーム micro RNA / 個別化医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、今後のmicro RNA探索を行うための適切な方法に関する情報収集を行い、その得られた結果をもとに必要機器や機材の整備および設置をおこなった。具体的には、学会にて関連発表の研究者との情報交換や文献検索を通して、研究の確実性を上げるためのポイントを把握すること、より自分の研究手法に即した手順や機器・機材を選択することなどである。 今回、micro RNA研究におけるプロトコールの準備は整った。それは、睡眠障害の客観的指標として、エクソソーム micro RNAを用いることに絞っている。 また、測定する機器や機材の不足分も揃ったため、エクソソーム micro RNAの測定を確実に次年度に進める準備は整ったことになる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今回、エクソソーム micro RNAの探索におけるセットアップに時間がかかった。また、研究に対するエフォートが少なくなっており、その理由として、臨床のみならず、教育や社会奉仕への時間が多くなってしまったことが主に考えられる。 次年度は本年度よりも比較的時間が確保できると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
既述の通り、今回はエクソソーム micro RNAの探索におけるセットアップに時間がかかった。しかし、準備は整ったと考える。今後は以下のように進める予定である。 神経障害性疼痛モデルマウスを作成し、過去の同モデルマウスの睡眠データをもとに、同モデルマウス(コントロールとしてshamマウスも作製し用いる)からの採血ポイントを定める。実際に、そのタイミングで採血し、そこからエクソソーム micro RNAを抽出することで、睡眠障害の客観的指標となるmicro RNAを同定する。
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Causes of Carryover |
既述の通り、今年度の研究計画が遅れているためである。今年度はエクソソーム micro RNAの探索研究を進める予定であり、物品費やその他において使用できる予定である。
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