2020 Fiscal Year Research-status Report
骨格筋量による周術期日常生活活動低下予測と日常生活活動維持のための管理法の確立
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20K09242
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
溝田 敏幸 京都大学, 医学研究科, 講師 (80596198)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 骨格筋量 / 日常生活動作 / 麻酔 / 合併症 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナ肺炎の蔓延下において患者との接触が必要となるデータ収集を開始するのは適切ではないと判断し、2021年度からのデータ収集を目指して準備(倫理委員会の申請など)を行う方針とした。 2020年度は、覚醒下開頭術の患者覚醒時に低用量レミフェンタニル持続投与を行うことが鎮痛薬や制吐薬の必要性に及ぼす影響を検討した。研究代表者らの施設で過去11年間に覚醒下開頭術を受けた患者218名の術中経過を調査した結果、覚醒時の低用量レミフェンタニル持続投与により鎮痛薬の必要性は変化しないが制吐薬が必要となるまでの時間が有意に短くなることを明らかにし、英語論文として発表した。 非心臓手術を受けた間質性肺炎患者における術後30日以内の急性増悪の発生状況を調べた。研究代表者らの施設で過去10年間に非心臓手術を受けた間質性肺炎患者を抽出し術後の急性増悪の有無を調査したところ、非心臓手術を受けた患者では心臓手術を受けた患者と比較して急性増悪の頻度が低い傾向にあることを示唆するデータが得られ、英語論文として発表した。 新型コロナ肺炎蔓延下における外科手術の実態調査(COVIDSurg Collaborative)に参加し、英語論文を報告した。フェンタニルによる経静脈的自己調節鎮痛においてドロペリドール添加が術後嘔気嘔吐の発症に及ぼす影響を調査し、英語論文として発表した。さらに、非心臓手術における動脈圧波形解析による心拍出量の測定と術後在院死亡との関係を調査し、英語論文として発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ肺炎の蔓延下において患者との接触が必要となるデータ収集を開始するのは適切ではないと判断し、2021年度からのデータ収集を目指して準備(倫理委員会の申請など)を行うのみとした。2020年度中に研究開始に必要な倫理委員会の承認は得ており、2021年度からデータ収集を開始できる見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度内に研究開始に必要な倫理委員会の承認がおり、UMIN-CTRへの研究登録を行った。2021年度から研究を開始する予定である。 2021年度、2022年度の2年間に以下の対象術式の手術を受けた患者を対象とし、術前の骨格筋量が周術期ADL低下に及ぼす影響を明らかにする研究を行う。:頸動脈内膜剥離術、末梢血管バイパス術、人工股関節全置換術、人工膝関節全置換術、結腸・直腸切除手術、肝切除手術、膵頭十二指腸切除術、肺全摘術、肺葉切除術、胃切除手術、食道切除手術、腎摘除手術、膀胱切除手術 2023年度に収集したデータの解析と論文執筆を行えると見込んでいる。
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Causes of Carryover |
2020年度に入る前から新型コロナ肺炎の流行が起こっていた。新型コロナ肺炎の蔓延下において患者との接触が必要となるデータ収集を開始するのは適切ではないと判断し、2021年度からのデータ収集を目指して準備(倫理委員会の申請など)を行うのみとした。 2020年度内に研究開始に必要な倫理委員会の承認がおり、2021年度から研究を開始する予定である。
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Research Products
(12 results)