2023 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20K09300
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
中山 慎 筑波大学, 医学医療系, 客員研究員 (60596443)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 全身虚血後の再灌流障害 / 脳組織障害 / マウス心停止モデル / Rho阻害薬 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウス心停止モデルを用いて蘇生30分後にRho阻害薬ファスジル10mg/kgを静脈投与し、蘇生4日後と7日後の脳組織障害をHE染色を用いて海馬CA1領域と線条体で評価した。 蘇生4日後の脳組織障害は海馬でコントロール群10±18%、ファスジル群17±8%と有意差なく、同様に線条体でもコントロール群18±21%、ファスジル群19±6%で有意差がなかった。 蘇生7日後の脳組織障害は海馬でコントロール群15±10%、ファスジル群18±12%と有意差なく、同様に線条体でもコントロール群22±16%、ファスジル群24±10%で有意差がなかった。
マウス心停止モデルに置いて蘇生後のファスジル投与は短期、長期ともに脳の組織障害を改善することはなかった。
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