2021 Fiscal Year Research-status Report
変形性膝関節症の治療成績を評価する発展的大型データベースの構築
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20K09491
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
岡崎 賢 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (10398092)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 変形性膝関節症 |
Outline of Annual Research Achievements |
変形性膝関節症患者の手術症例についてのデータベース作成を行なっている。術前データについては、2021年度末までに1900例を超える症例の蓄積が終了した。逐次術後1年のデータも蓄積している。 現在術後1年のデータは1100例を超えている。 データの内容は、年齢、性別、BMI、データ収集年月日、病名、左右、術式、レントゲンでの重症度、下肢アライメント、関節可動域、膝臨床スコア(KOOS, KSS2011, FJS-12, Patella score)、関節内軟骨評価、使用インプラント、術中ギャップ計測値などである。 他の医療施設とのミーティングを行い、データ共有も行なった。 他の協力医療機関においても1000例を超えるデータが蓄積されている。単一術式、例えば人工膝関節単顆置換術では300例のすり合わせが可能であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ流行のため、多施設でのミーティングはできずにいるが、それぞれでデータ蓄積は進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きデータを蓄積し、術後データが充分量揃ってから適宜臨床研究への利用を開始する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症蔓延のため、多施設での会議が開催できなかった。その開催費用が使用せずに残存した。また、多施設でのデータ入力のための人件費も発生しなかった。予定していた海外学会の参加も行わず、国内学会もオンライン参加が多かったため、旅費が予定よりも少なくなった。 次年度では、蓄積したデータを用いた臨床研究を前倒しで行う。その成果発表に必要な経費に計上する。海外学会への参加も行う予定である。
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Research Products
(2 results)