2022 Fiscal Year Research-status Report
変形性膝関節症の治療成績を評価する発展的大型データベースの構築
Project/Area Number |
20K09491
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
岡崎 賢 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (10398092)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 変形性膝関節症 / 人工関節置換術 / 臨床成績 / データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
Common diseaseの一つである変形性膝関節症の治療成績を解析する目的で、多施設で多くの研究者が利用できる大型臨床データベースの構築を目的としている。術前データとして、年齢、性別、BMI、患者立脚型臨床スコア、膝関節可動域、レントゲン写真での変形性膝関節症の重症度分類、下肢アライメントが収集され、術後1年・2年のデータとして、膝関節可動域、下肢アライメント、患者立脚型臨床スコアが収集されている。現在、単一施設のみで術前スコアとして約2000例が収集された。術後スコアは約800例が収集されている。術後スコアは経時的に増加していくことが見込まれる。また、多施設共同研究として同じスコアを複数の医療機関で収集している。新型コロナウイルス感染症の影響にて対面でのミーティングが出来なかったが、オンライン会議にて収集スコアの確認を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響で多施設での合同ミーティングの開催が困難であった。そのため、各施設で収集された臨床データの統合と共同利用の協議が十分にできなかった。ただし、各施設でのデータ集積は進んでいるため、大幅な遅れにはなっていない。
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Strategy for Future Research Activity |
データ欠損の修復とデータクリーニングを進める。各施設でのデータを統合させて大型データベースの設立を完成させる。データの利用も開始する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の影響で多施設での合同ミーティングが開かれず、その開催費用予算が使用されなかった。関連学会の開催日にあわせて多施設共同研究の共同研究者とのミーティングを行う計画であり、開催費用予算から旅費をあてがう。データベース設立のための事務費や消耗品費を計上する。
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