2022 Fiscal Year Annual Research Report
ショットガンプロテオミクスを用いた神経線維腫の悪性化機序解明と治療への応用
Project/Area Number |
20K09506
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
江森 誠人 札幌医科大学, 医学部, 講師 (20580286)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高澤 啓 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (00593021)
高田 弘一 札幌医科大学, 医学部, 講師 (90398321)
村橋 靖崇 札幌医科大学, 医学部, 助教 (90855842)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 悪性末梢神経鞘腫瘍 / プロテオーム解析 / プロテアソーム |
Outline of Annual Research Achievements |
プロテアソーム阻害剤のMPNST細胞に対するin vitro, in vivoでの抗腫瘍効果 ①抗腫瘍効果の検討 in vitroMPNST細胞株3種(sNF96.2, SCC94, SCC94)を用いてプロテアソーム阻害剤であるbortezomibの抗腫瘍効果を確認する。5×103cell/wellの細胞と0-100nMのbortezomibを共培養し、CCK-8 assayによりcell viabilityを評価する。各細胞株でのIC50を算出する。いずれの細胞においても用量依存性に抗腫瘍効果を認め、SCC24が最もIC50値が低かった。②腫瘍細胞のアポトーシス誘導の検討 in vitro1×104cell/wellの細胞を0-100nM(①の結果に基づく)のbortezomibを1-72時間共培養し(Promega)を用いてcaspase3/7の活性を調査した。いづれの細胞株においてもbortezomib暴露によるアポトーシス誘導を認めた。③抗腫瘍効果の検討 in vivo 免疫不全マウス各種の背部皮下に切開を加えることなく、25Gの注射針を用いて2×106cellの腫瘍混濁液100ulを移植する。腫瘍が形成された後にbortezomibを隔日に30日間投与し、DMSO投与群と抗腫瘍効果を検討することを予定した。しかし、いずれの免疫不全マウスを用いても、MPNST細胞株では腫瘍が形成されなかった。
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