2020 Fiscal Year Research-status Report
低酸素環境での新規分子HYBIDの制御による変形性関節症治療法の開拓
Project/Area Number |
20K09507
|
Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
井上 裕章 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60457968)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 修 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00271164)
中川 周士 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30643382)
新井 祐志 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50347449)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | HYBID / ヒアルロン酸 / 低酸素 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒアルロン酸の分解機構に低酸素やメカニカルストレスが与える影響についてin vitroで検討した。ヒト軟骨肉腫細胞を使用した。 細胞に低酸素刺激、メカニカルストレスを加え、HYBID、TMEM-2、HYAL-2といったヒアルロン酸の分解に関連する遺伝子の発現をrealtime PCRで検討した。その結果、HYBID、TMEM-2、HYAL-2といった分解に関与する遺伝子の発現が低酸素によって亢進する傾向にあった。メカニカルストレスによるヒアルロン酸の分解に関連する遺伝子に明らかな傾向は認めなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ヒアルロン酸の分子量の測定の検討に時間を要した。
|
Strategy for Future Research Activity |
細胞においてsiRNAを用いたHYBIDの抑制実験を行う.高分子HA投与後における培養液中のHA分子量を解析する.同様の検討を低酸素環境でも行いHYBIDの制御機構に低酸素ストレスが与える影響について検討する.
|
Causes of Carryover |
ヒアルロン酸の分子量の測定方法の検討に時間を要したため、その後の研究試薬購入を先送りしているため。
|
Research Products
(2 results)