2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of a novel treatment for prostate cancer using humanized HGF SCID mice
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20K09580
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
寺田 直樹 宮崎大学, 医学部, 講師 (60636637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
賀本 敏行 宮崎大学, 医学部, 教授 (00281098)
向井 尚一郎 宮崎大学, 医学部, 准教授 (10315369)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | HGFマウス / PDXモデル |
Outline of Annual Research Achievements |
骨転移を有する前立腺癌患者の予後は不良であり、新たな骨転移治療法の開発は急務である。METは前立腺癌骨転移で発現が高く、骨転移を有する前立腺癌患者に対するMET阻害薬の有効性が報告されたが、副作用の多さもあり、現時点では臨床での使用には至っていない。METのリガンドであるhepatocyto growth factor(HGF)は、マウスとヒトで相同性が無く、通常の免疫不全マウスではその阻害薬の有効性の評価が困難である。我々が新らに樹立したヒトHGF産生能を持つHumanaized HGF SKIDマウスに、以前より樹立してきた前立腺癌Patient derived xenograft(PDX)であるKUCaPを皮下・骨へ移植し、HGF-METパスウェイの中で、特にHGF活性化に関与する細胞膜結合型セリンプロテアーゼ(TTSP)を標的とする新規転移性前立腺癌治療法の開発を目指す。本年度はHGF活性化マウスへのKUCaP移植に先立ち、PDXモデル作成の手技確立の為腎細胞癌・膀胱癌のPDXモデル作成を行った。膀胱癌細胞の生着は不能であったが、腎細胞癌は生着に成功し現在腫瘍サイズの経時的測定を行っている。また骨転移モデルについては腎細胞癌cell line(786-0株)を用いた脛骨への骨髄注を行い、小動物CT並びに病理スライドにて再現性を持った溶骨性骨転移モデル作成を確認することが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度はHumanaized HGF SKIDマウスに他癌腫を用いたPDXの樹立及びcell lineを用いた骨転移モデルの作成を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
今後Humanaized HGF SKIDマウスに前立腺PDXモデルであるKUCaPの皮下・骨への移植を行いつつ、新規前立腺癌PDXモデルの作成を行う方針としている。
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