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2021 Fiscal Year Research-status Report

Study on the mechanism of placental abruption from the viewpoint of uterine microbiota

Research Project

Project/Area Number 20K09653
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

関沢 明彦  昭和大学, 医学部, 教授 (10245839)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 四元 淳子  昭和大学, 医学部, 特別研究生 (30553648)
小出 馨子  昭和大学, 医学部, 講師 (90384437)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords常位胎盤早期剥離 / 子宮内細菌叢
Outline of Annual Research Achievements

妊娠中の児娩出前に胎盤が剥離する常位胎盤早期剥離は、前回妊娠で常位胎盤早期剥離を起こした女性では10%の発症率であり、2回常位胎盤早期剥離の既往のある女性では25%の発症率となることが、疫学的に報告されている。この反復率の高さの要因は、遺伝学的因子では説明できないもので、それ以外の要因があると思われるが、その解明のための研究はなされていない。
そこで我々は、妊娠中の子宮内細菌叢の異常が常位胎盤早期剥離の発症要因として重要であると考えて帝王切開時に娩出胎盤の母体面を綿棒でこすって検体を採取することで、妊娠子宮内の母児境界での細菌叢の変化についての検討を行っている。これまで、コントロールとして選択帝王切開を行った7例についてサンプルを採取し、PCRテンプレートとして16S rRNA遺伝子をPCR増幅したうえで次世代シーケンサー(MiSeq)にて解析を行った。その結果、コントロールにおいては7例全てにおいて有意な細菌叢は検出されていない。一方、常位胎盤早期剥離の症例での検体採取がまだできない状況にある。現状で、次世代シークエンサーを用いた細菌叢解析の方法は既に確立し、検体があれば対応できる状況になっており、次年度に検体採取につなげ、コントロールとの差異を解明したいと考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

常位胎盤早期剥離は200分娩に1例程度の稀な発症率の疾患である。その検体採取を目指しているものの、なかなか臨床症例に会わないことから、症例の検討が進んでいない。次年度は各方面への手配も行うことで、検体の獲得につなげるように取り組む予定である。

Strategy for Future Research Activity

常位胎盤早期剥離の症例の検体採取を確実に行うため、昭和大学病院内で再度周知を図るとともに、大学の別の附属病院にも依頼して検体の確保に取り組む。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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