蛍光イメージングを利用した頭頸部癌における脂質代謝を介した転移・増殖機構の解明

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K09684
• Research Institution: The University of Tokyo
• Principal Investigator: 吉田 昌史 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (80396754)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 頭頸部癌 / 蛍光イメージング / 脂質代謝

Outline of Annual Research Achievements

本年度は頭頸部癌手術検体におけるシステニルロイコトリエンおよびFGFの受容体の発現様式を免疫染色にて確認し、発現パターンと予後などの臨床経過との関連を検討することを主な予定としていたが、COVID-19感染拡大の影響を受けて十分な時間が取れなかった影響が大きく、免疫染色の条件設定が一部で決められずその先の解析に移れていない状態である。
傾向イメージング症例の蓄積に関しても手術制限および切除検体を用いる際の感染対策も問題などがありほとんど進めることができなかった。このためすでに取られたデータの解析などが中心となった。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

COVID-19感染拡大による研究室滞在の制限及び技術職員の大幅な勤務資源、離職などが重なり、また臨床面においてもCOVID-19対策や実際の入COVID-19入院患者の診療などに大きく時間を裂かれる事となり当初の予定より大幅な研究の遅れを生じている。

Strategy for Future Research Activity

COVID-19の感染拡大は以前余談を許さない状態ではあるが、ある程度対応策も成熟してきており診療においての対応も公立的に行えるようになってきている。今年度はある程度の時間、労力を費やせる見込みであるため遅れを取り戻すべく計画を進めていく予定である。

Causes of Carryover

COVID-19感染拡大による種々の制限により研究自体の遂行が困難であった。その分の研究は次年度に行う予定としており、研究に必要な費用は次年度に合わせて使用する予定である。