2020 Fiscal Year Research-status Report
宇宙環境における内耳前庭の発生維持とバイオメカニクス
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20K09722
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Research Institution | Aino University |
Principal Investigator |
田浦 晶子 藍野大学, 医療保健学部, 教授 (70515345)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 浩 藍野大学, 医療保健学部, 教授 (00263228)
西村 幸司 京都大学, 医学研究科, 助教 (20405765)
扇田 秀章 滋賀県立総合病院(研究所), その他部局等, 専門研究員 (20761274)
大西 弘恵 京都大学, 医学研究科, 研究員 (50397634)
中島 則行 久留米大学, 医学部, 講師 (80625468)
伊藤 壽一 滋賀県立総合病院(研究所), その他部局等, 特任上席研究員 (90176339)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 微小重力 / 前庭 / 有毛細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、微小重力環境での内耳の発生について、Math-1- ES細胞を用いて3Dクリノスタット上で培養を行い、地上培養との比較検討を行ったところ、微小重力環境では分化が抑制される傾向がみられた。 また、生後3-5日目のマウスから前庭耳石器を採取し、微小重力環境下で器官培養を行った。1週間培養を行い、その間の感覚毛の形態変化及びアクチンの局在変化を観察し、地上実験結果との比較検討を行ったところ、感覚毛の束構造が一部障害されている傾向がみられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初は、iPSから3次元での有毛細胞分化誘導方法を応用し、オルガノイドを作成し、微小重力環境として3Dクリノスタットを用い、地上培養のコントロールと比較検討する予定であったが、COVID-19の影響でオルガノイドの作成が困難であったため、Math-1 ES細胞にて行った。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度はiPSからのオルガノイド作成により、行う予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響により、予定通りの実験が行えなかったため。 今年度からは予定通りに行えると思われる。
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Research Products
(4 results)