2021 Fiscal Year Research-status Report
小型軽量の無線LAN応用バイオログシステムによる睡眠時生体現象分析システムの開発
| Project/Area Number |
20K10060
|
|---|
| Research Institution | The Nippon Dental University |
|---|
Principal Investigator |
横山 正起 日本歯科大学, 生命歯学部, 准教授 (60312071)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
志賀 博 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (50226114)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
| Keywords | 生体現象 / ポータブル装置 / 夜間睡眠 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
16チャンネルまで記録可能な最新のBluetooth搭載小型軽量のポータブル装置を用いて、生体現象の記録・解析が可能なシステムを開発することを目的とする。
事前に実験の主旨についての説明を受け、同意した20歳代の健常者3名を被験者として選択した。ATR Promotions社製Bluetooth搭載小型軽量のポータブル装置を用いて、被験者の夜間睡眠中の両側咬筋筋電図、オトガイ筋筋電図、脳電図、心電図、呼吸運動図、眼球運動図を記録した。記録は、センサーデータ表示・記録ソフトウェア（Sensor Controller、ATR Promotions社）を用いて表示、保存を行った。次いで、記録装置から再生した生体現象を表示、解析できるプログラムの作成を試みた。
Bluetooth搭載小型軽量のポータブル装置を用いて、夜間睡眠中の生体現象を記録できることが確認できた。また、専用のセンサーデータ解析ソフトウェアから出力される2チャンネル毎のCSVデータを用いて、複数チャンネル、あるいは必要チャンネルの表示、解析が行えるプログラムを作成できた。
本研究の結果から、Bluetooth搭載小型軽量のポータブル装置を用いることで夜間睡眠時の生体現象を記録できると同時に、必要な部分の生体現象データを表示、解析できる生体現象記録分析システムが開発できた。
|
| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
オトガイ筋筋電図、眼球電図、呼吸運動図用のアンプの購入を令和3年度経費より行い、十分な記録が行えなかったため。
|
| Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方策
開発中の生体現象記録装置と市販の携帯型筋電計との同時記録を行い、両者を比較する予定である。
|
| Causes of Carryover |
昨年度に購入すべき生体アンプの納入が今年度になり実験が遅れた。そのため、プログラムの開発も遅れ、途中の状況となり次年度の支払いとなった。使用計画として、急ぎプログラムの開発を行い、支払を行う予定である。
|
