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2021 Fiscal Year Research-status Report

Development of image diagnostic criteria for estimating budding grade and WPOI-5 in the oral cancer

Research Project

Project/Area Number 20K10108
Research InstitutionFukuoka Dental College

Principal Investigator

湯浅 賢治  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 客員教授 (40136510)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 香川 豊宏  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (00258592)
稲冨 大介  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 診療放射線技師 (00454934)
大野 純  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10152208)
筑井 朋子 (白石朋子)  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (80580472)
吉田 祥子  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (90780635)
横尾 嘉宣  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (10846413)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords口腔癌 / 蔟出 / 病理組織学的悪性度 / 超音波検査 / CT / MRI
Outline of Annual Research Achievements

昨年度の超音波画像、造影CT画像、MRI画像の画像解析を行った21例を詳細に現病歴を調査したところ、21例中6例において画像検査の前に生検が実施されていることが判明したため、対象から除外することとした。故に、対象数が15例と少数になったために、解析する対象の年限を広げることとし、2013年までの舌癌患者を対象に加えることとした。追加される対象数は25例であり、現在追加した対象の現病歴を詳細に調査中である。
昨年度に超音波画像、造影CT画像、MRI画像における腫瘍のサイズ等について計測を行ったが、その計測結果を共同研究者と検討した結果、Depth of Invasion(DOI)については超音波画像では計測点について論文等で確立されてはいるが、造影CT画像およびMRI画像においては、確立された測定すべき計測点がないことや再現性に問題があるのではとの意見があり、各画像上での腫瘍の範囲については計測点の把握が容易であり再現性も高いと考えられるにたついて「腫瘍の厚み」を用いることにした。この意見調整に基づき、再度15例の腫瘍の範囲(サイズ)について「腫瘍の厚み」の計測を行った。その結果、腫瘍の厚みは超音波画像上では4±1.8mm、造影CT画像上では15例中4例では腫瘍を検出できず、検出できた症例では7±4.2mmであった。造影MRI(水平断)上では15例中6例で腫瘍を検出できず、検出で症例では9±4.7mmであった。超音波画像上の値より造影CTおよび造影MRI画像での値が大きくなる傾向にあり、蔟出に伴い周囲組織の炎症変化を造影CTおよび造影MRIでは反映しているのではないかと考えた。
蔟出の病理組織的解析のために作成したアプリに問題点があることが判明し改良中である。また、病理組織像上での蔟出の状況を評価する新たな方法を実施している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究の進捗状況は当初の計画よりやや遅れている。その原因として、昨年度解析した対象症例中に画像検査前に生検が行われている症例があることが判明し、対象症例の追加のために対象症例の検査年を広げたため、その対象症例の掘り起こしに時間を要した。また、画像上での腫瘍の範囲(サイズ)の分析方法を再度検討した結果、腫瘍の厚みで解析を行うことに変更したため、画像上での腫瘍の範囲の計測のやり直しを行ったことによる。また、研究方法や結果の考察について意見交換を行う予定であった他大学の研究者との会合がコロナ感染症の蔓延により充分に行えなかったことにもよる。

Strategy for Future Research Activity

今後は追加する症例の画像解析を急ぐとともに、新たに用いることにした病理組織像での蔟出の程度の解析方法の有用性について検討を行ったゆく。また、病理組織像上での蔟出範囲を計測するアプリに依然として不都合があるため、その改良に尽力する。
また、次年度はコロナ感染症の状況を見ながら、積極的に学会参加および他大学の研究者の意見をきくことを計画している。

Causes of Carryover

コロナ感染症蔓延のために学会への出席ができなかったことや専門家の意見を聞くために他大学や研究施設を訪問することができず旅費が消化できなかったことによる。
次年度は、コロナ感染症の状況を見ながら積極的に学会参加および他大学や研究施設の研究者の意見を聞くことを計画している。

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Published: 2022-12-28  

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