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2020 Fiscal Year Research-status Report

腱・靭帯細胞の骨化制御の解明とアデノシン経路に着目した治療法開発

Research Project

Project/Area Number 20K10154
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

佐久間 朋美  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (70633733)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 二藤 彰  鶴見大学, 歯学部, 教授 (00240747)
儀武 啓幸  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (40376752)
江面 陽一  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (50333456)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords異所性骨化 / 腱・靭帯 / 顎関節症 / 酸化ストレス / OPLL
Outline of Annual Research Achievements

1年目の計画に掲げていた、腱由来細胞株TT-D6における過酸化水素による影響は、概ね予定通りに進めることが出来ている。骨化結節形成に最適と思われる過酸化水素濃度の決定にはやや難航したが、概ね必要数値を確定することができた。アリザリンレッド染色での可視化した骨化誘導解析は優位な差をもって評価することが出来た。しかし、RT-PCRではやや数値に安定性がなく、その他の解析法について検討している。
また、アデノシン受容体の役割について、その阻害薬を添加して影響を検討したが、データはやや不安定である。アデノシン受容体についての解析は方法を再検討する必要がある。
そこでアデノシンの直接効果について、アデノシントランスポーター阻害薬を加えてその効果を検証したところ優位に骨化の阻害が認められた。これにより、やはりアデノシンの骨化誘導への直接的効果はあるのではないかと考えている。
昨年は研究がコロナウィルス関連の自粛により縮小をせざるを得ない状況で、予定していたマウスより採取する腱細胞を用いた実験は、行えていない。そこで、本研究に予定していずれ予定していきたいと考えていた、臨床検体からの解析の準備を進め始めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

何より新型ウィルス感染症による研究自粛により、マウス細胞を使用したvivoの実験が一切行えなかった。また、細胞培養も困難な時期があり、デスクワークに終始せざるを得ない状況があった。
予定していた実験において、データの安定性に欠くことが見られ、実験計画の再考も検討している。

Strategy for Future Research Activity

実験の再開が出来ており、今後はおおむね予定通りに進められるのではないかと考えている。今回、科研費を用いて実験装置の新規購入が研究室においてなされており、実験スピードを効率よく速められるようになった。
マウス細胞を用いた実験についてのみ、未だに再開できていないが、実験予定を変更して臨床検体のデータを集めることを同時に行いながら、細胞実験との整合性を詰めていきたいと考えている。

Causes of Carryover

実験が予定通りに行えなかったことや、学会や学術集会への参加が一切なかったことによることが大きな理由であるといえる。また、消耗品を含めた実験機材の購入もいったん先延ばしにしたことにより次年度使用額が生じた。
次年度においても、おそらく成果発表や学術研究会への参加は、オンラインになる可能性が高いと思われ、旅費は必要最小限となると思う。その分をこれまで予定していなかった器材の購入等へシフトしていくことも検討したい。

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Published: 2021-12-27  

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