2021 Fiscal Year Research-status Report
Hajdu-Cheney症候群特異的iPS細胞を用いた病態解明と治療法の開発
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20K10170
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
間 奈津子 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (90615379)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 俊文 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (00222612)
中村 貴 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (80431948)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | iPS細胞 / Hadju-Cheney症候群 / 骨芽細胞分化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では樹立したiPS細胞を用いて、マクロファージの作成を行った。また、得られたマクロファージから破骨細胞分化誘導により、破骨細胞の作成および疾患特異的iPS細胞とヒトiPS細胞での破骨細胞分化の傾向を比較した。 Hajdu-Cheney症候群患者由来iPS細胞とヒト人工多能性幹細胞をSTEMdiff Monocyte Kitを用いて培養し、マクロファージを採取した。異なる色素で標識した抗体を用いて染色し、細胞割合をFacsにて確認した。得られたマクロファージはRANKL、M-CSF 添加培地で培養後、TRAP染色を行った。また、骨吸収活性を評価した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
患者特異的iPSが破骨細胞分化の傾向を認めた。蛍光強度測定でも、強い蛍光強度を認めた。ヒト疾患特異的iPS細胞から破骨細胞分化・誘導に関する成功例は未だ報告がない。また、破骨細胞分化の亢進を認めた。
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Strategy for Future Research Activity |
Hajdu-Cheney症候群では破骨細胞による骨吸収活性が異常に亢進する。NOTCH2遺伝子のPEST配列欠失により正常な分解が起きず、過剰なNOTCH2による骨破壊の促進が原因と考えれられている。しかし、NOTCH2過剰は破骨細胞過剰と密接に関係があると想定されているが、そのメカニズムは不明である。今後はNOTCH2過剰が破骨細胞過剰とされているメカニズムや進行性骨溶解の詳細なメカニズムを解明する必要がある。
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Causes of Carryover |
最終年度に向けて、破骨細胞分化の方法を確立し、再現を取る。また、学会発表や論文投稿の為に追加で研究を行う。
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