2020 Fiscal Year Research-status Report

Construction of the Web-based report system of dental hygienist's employment status for supply and demand estimation

Research Project

Project/Area Number	20K10266
Research Institution	Niigata University
Principal Investigator	大内章嗣新潟大学, 医歯学系, 教授 (80334671)
Project Period (FY)	2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords	歯科衛生士 / 歯科医療機関 / 勤務状況 / Web調査報告システム
Outline of Annual Research Achievements	本研究では、歯科衛生士の需給については、国の就業届に係る形式・集計システム上の問題などがあり、常勤・非常勤の割合や非常勤の勤務時間など、その実態が明らかになっていないため、具体的な推計ができないという問題点がある。そこで、新潟県内の歯科診療所約1,200カ所、病院歯科約70カ所を対象に、歯科衛生士勤務状況等に関するwebベースの調査報告システムを構築することにより、各医療機関に勤務する歯科衛生生の属性（性・年齢、婚姻状況等）、勤務状況（常勤・非常勤の別、週当たり勤務時間、勤務年数等）、業務内容別・1勤務あたり担当患者数、過去1年間の退職者数・求人数・採用数などの実態を明らかにすることを目的としている。令和2年度は新潟県内の全歯科医療機関を対象に、調査への参加可否および連絡先・担当者等を調査するとともに、Webベースの調査報告システムを構築することとし、県歯科医師会の協力を得て、事前協議を行った。しかし、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、治療内容の制限、受診患者の減少等により、通常の歯科医療機関の運営状況とは異なっており、歯科衛生士の稼働や雇用状況も不安定となっていることから、感染状況が落ち着いた時点で実施したいとの申し入れがあったこと、また、リモートワークの拡大等から、ソフト開発需要が急増し、当初予定していた費用ではWeb報告システムの作成が困難となったことから、次年度以降、感染状況が落ち着くのを待って、開始することとなった。
Current Status of Research Progress	Current Status of Research Progress 4: Progress in research has been delayed. Reason 調査開始年度である令和2年度は新潟県内の全歯科医療機関（歯科診療所約1,200カ所、病院歯科約70カ所）を対象に、調査への参加可否および連絡先・担当者等を調査する予備調査を行うとともに、Webベースの調査報告システムを構築し、ベースラインを把握する第1回調査を試行することとした。これに向けて、県歯科医師会の協力を得て、事前協議を行っていたが、新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、歯科医療機関においても治療内容の制限、受診患者の減少等により、通常の歯科医療機関の運営状況とは異なっており、歯科衛生士の稼働や雇用状況も不安定となっていることから、感染状況が落ち着いた時点で実施したいとの申し入れがあった。また、リモートワークの拡大等から、ソフト開発需要が急増し、当初予定していた費用ではWeb報告システムの作成が困難となったことから、次年度以降、感染状況が落ち着くのを待って、開始することとなった。
Strategy for Future Research Activity	新型コロナウィルス感染症は全国的に第4波の拡大をみせ、新潟県内も過去最高の感染者数を更新するなど、現時点では感染収束の目途は立っていないが、歯科医師、歯科衛生士を含めた医療従事者へのワクチン接種が進む中で、歯科医療機関自体の運営状況は平常状態に戻りつつある。一方で、ソフト開発費用は高止まりの状態が続いており、現在、仕様を簡略化して、予算の範囲内でeb報告システムが作成できるよう調整しているところである。こうしたことから、1年遅れとはなるが、令和3年度中には予備調査の実施、Web報告システムの作成に着手できる予定である。
Causes of Carryover	調査開始年度である令和2年度は新潟県内の全歯科医療機関を対象とした予備調査を行うとともに、Webベースの調査報告システムを構築し、ベースラインを把握する第1回調査を試行することとしていた。しかし、事前協議していた県歯科医師会から感染状況が落ち着いた時点で実施したいとの申し入れがあったこと、ソフト開発需要が急増から当初予定していた費用ではWeb報告システムの作成が困難となったことから、次年度以降、感染状況が落ち着くのを待って、開始することとなった。新型コロナウィルス感染症は新潟県内も過去最高の感染者数を更新するなど、現時点では感染収束の目途は立っていないが、歯科医師、歯科衛生士を含めた医療従事者へのワクチン接種等が進む中で、歯科医療機関自体の運営状況は平常状態に戻りつつある。一方で、ソフト開発費用は高止まりの状態が続いており、現在、仕様を簡略化して、予算の範囲内でeb報告システムが作成できるよう調整しているところである。こうしたことから、1年遅れとはなるが、令和3年度中には予備調査の実施、Web報告システムの作成に着手できる予定である。