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2020 Fiscal Year Research-status Report

Realizing Precision Medicine: Analyzing the relationship between Periodontitis and Lifestyle Related Diseases using Genetic and Social Factors

Research Project

Project/Area Number 20K10288
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

木山 朋美  東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 助教 (40756011)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐々木 啓一  東北大学, 歯学研究科, 教授 (30178644)
小坂 健  東北大学, 歯学研究科, 教授 (60300935)
相田 潤  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80463777)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords歯周病 / 生活習慣病
Outline of Annual Research Achievements

肥満や2型糖尿病などの生活習慣病と歯周病との関連が注目されているが、両者がリスク要因を共有しているため、その相互関係の真の解明には至っていない。一方、健康状態の主な決定要因として、遺伝的要因と社会的決定要因が互いに影響を与え合うことが近年の研究で明らかになりつつある。そこで本研究では、遺伝的要因と社会的要因(社会環境、保健医療制度、経済状態等)を同時に網羅したアプローチ方法と、さらに、免疫学的な直接的評価を行い、生活習慣病と歯周病との関連を明らかにすることで、「歯周病対策を組み込んだ生活習慣病予防プログラムを確立」することを目的としている。
そのため2020年度には、まず、東北大学東北メディカル・メガバンク機構における大規模ゲノムコホート追跡調査への参加、および、次年度以降の分析に用いる歯科臨床データの収集を行った。この調査では、歯科医師による口腔内検査(歯周病の調査を含む)、遺伝子検査、医師による問診・各種機能検査、質問紙による社会的決定要因の調査が盛りこまれている。(担当:木山、相田、小坂)
また、各種歯周病リスク遺伝子、2型糖尿病・肥満リスク遺伝子について、文献検索、および、各疾患との解析を行った。さらに、次年度以降の研究に必要な細胞実験の手技を確立するため、上記疾患のリスク遺伝子を歯肉上皮細胞から除去し、遺伝子サイレンシング細胞株作製を試みた。また、同細胞を用い、歯周病菌による刺激に対する炎症反応と細胞の応答性に関する予備実験を行った。(担当:木山、佐々木)

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の予定通りに進行している。

Strategy for Future Research Activity

2021年度には、前年度までに収集したデータを用い、歯周病と「糖尿病・肥満」との関係について、遺伝要因および社会的決定要因を同時解析する。そのため、まずは、解析のためのデータベース構築を行う。その後、「歯周病を持つ人が、口腔内の炎症があるために、生活習慣病になりやすい」を仮説とし、Mendelian randomization法を用いて検証を行う。
また、遺伝的要因について、細胞実験を行うことで、さらに検証する。具体的には、ヒト由来歯肉上皮細胞等をもちいて生活習慣病関連リスク遺伝子サイレンシング細胞株を作製し、炎症反応を評価する。これにより、口腔内の炎症と歯周病、生活習慣病との関係を検証する。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス蔓延に伴い、当初予定していた国内外学会参加旅費が生じなかった為、未使用額が生じた。
次年度においては、参加予定であるオンライン開催学会参加費用、および、細胞実験遂行によって生じる各種試薬等の経費に充てることとしたい。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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