2021 Fiscal Year Research-status Report
非薬物療法の効果量推定を阻害する対照群の異質性に関するシステマティック・レビュー
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20K10363
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Research Institution | Morinomiya University of Medical Sciences |
Principal Investigator |
山下 仁 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (10248750)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増山 祥子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 准教授 (10454688)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 対照群 / 非薬物療法 / 効果量 / 異質性 / システマティック・レビュー / 臨床試験 / ランダム化比較試験 / 鍼治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
非薬物療法のうち比較的侵襲性のある鍼治療を中心に、過去の国内の臨床試験における対照群設定状況についてシステマティック・レビューを行った。対照群が無治療群、シャム刺激群、通常治療群、異なる鍼手法群、その他の群に大別できることがわかった。現在、10年ごとに区切ってその傾向を分析中である。 その他の非薬物療法の対照群については慢性疼痛診療ガイドラインを題材とし、運動療法、ヨガ、鍼治療の推奨の判定に用いられたシステマティック・レビューおよび臨床試験で何を対照群とした場合の有効性や効果量を参照しているのか、原本にあたって調査中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大による授業スタイルの変更への対応(オンデマンド資料作成など)に多くの時間を費やしたため。
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Strategy for Future Research Activity |
遅延しながらも当初の申請書に記載した計画通りに進行させる。 補助事業期間延長承認申請を行う予定である。
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Causes of Carryover |
昨年度同様、新型コロナウイルス感染拡大による授業スタイルの変更により、授業資料作成などに多くの時間を費やしたため、研究の進行が大幅に遅れたこと、および国内外の学会の現地参加が中止となったことによる。 遅延しながらも当初の計画通り進行させるとともに、補助事業期間延長承認申請を行う予定である。
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