2022 Fiscal Year Research-status Report
科学的根拠に基づいた病院手術部門の建築計画指針の開発
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20K10367
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Research Institution | National Institute of Public Health |
Principal Investigator |
小林 健一 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (80360692)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石橋 達勇 北海学園大学, 工学部, 教授 (50337094)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 病院 / 手術部門 / 建築計画 / ガイドライン |
Outline of Annual Research Achievements |
病院の手術部門の計画においては、適切な清潔管理、効率的な運用管理、技術革新への対応など特段の配慮が求められる。米国・英国等では、手術部門の建築 計画指針が整備されているが、わが国においては該当するものがなく、施設整備における手がかりが得られない状況に置かれている。そこで本研究では、手術部 門を対象として、機能的かつ効率的な科学的根拠に基づいた手術部門の建築計画指針を開発することを目的とする。 本研究では、文献調査、訪問ヒアリング調査による運用管理の実態把握、および建築図面の分析等によって研究を遂行する計画としている。 しかしながら令和4年度は前年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の流行により病院で大きな負担が生じていることから訪問調査等を実施することが困難であったため、文献調査を中心として研究を実施した。具体的には、病院建築の専門誌等において公表されている病院の平面図を入手し、主として急性期医療を担う病院を対象として選定した後に、手術部門の平面計画について読み取り、手術室数、面積、特別手術室(バイオクリーン、ハイブリッド、ロボット手術対応等)等の整備状況について調査した。さらに、手術部と関連が深い救急部門・集中治療部門・中央滅菌材料部門等との位置関係について、手術部門と隣接・近接しているか、同一階に配置されているか、等を調査した。 また手術室メーカー数社を対象として、近年の手術部門計画のトレンドについてヒアリング調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響により、病院を対象としたヒアリング調査・現地視察等が実施できず、当初の研究計画から遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
感染症法における新型コロナウイルス感染症の分類が5類感染症に変更されたことから、令和5年度は病院を対象とした現地調査を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の影響により、当初計画していた病院における現地調査が実施できなかったため、次年度使用額が生じた。今般、感染症法における新型コロナウイルス感染症の分類が5類感染症に変更されたことから、令和5年度は建築図面の収集・分析等の研究事項に加えて、病院における現地調査を実施する計画である。
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Research Products
(2 results)