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2023 Fiscal Year Research-status Report

途上国におけるハイリスク妊娠を回避するための妊婦健康診査システムの構築

Research Project

Project/Area Number 20K10483
Research InstitutionKyoto Koka Women's University

Principal Investigator

森 久美子  京都光華女子大学, 健康科学部, 准教授 (60468949)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柳澤 理子  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (30310618)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Keywords途上国 / 母子支援 / 母子健康手帳
Outline of Annual Research Achievements

3年ぶりのザンビア共和国訪問のため、活動拠点であるChilenje病院はほとんどのスタッフが入れ替わっていたが看護部長が以前のままだったためトラブルなく活動を再開することができた。しかし、訪問していない期間は活動は中断していてデータの集積はなく、担当者に1から説明しなければならない状況であった。月200件以上の分娩件数は維持しているが医師が常駐しているためハイリスク妊婦も受け入れ帝王切開術が増えている。今後の活動施設候補であるKnyama病院も訪問した。Knyama病院は首都ルサカでも最も分娩件数が多く月に1000件以上である。他の病院同様、分娩件数に対してスタッフは常時不足しておりボランティアで補っている状況である。しかし、この病院の看護部長は、本活動の開始当時Chilenje病院にいた看護部長のため、妊婦健康診査受診啓発のためのポスターを掲示してくれたり、マタニティーマークをスタッフが付けることで啓発活動になると提案してくれたりした。帰国後もオンラインで状況を知らせてくれるなど継続して情報が入る点も活動はしやすいと考える。病棟の責任者が次々代わるChilenje病院より看護部長からの指示系統が確立しているKnyama病院を拠点病院とする方がいいと考えた。今回の訪問で地域で性教育などの活動をしているボランティアに妊婦健康診査受診啓発ポスターを病院から離れた場所に掲示してもらえたことと2病院で1200のマタニティーカードとマタニティマークが配布できたことは成果である。ザンビア版母子健康手帳の内容も再度検討し、現地の貴重な意見を得ることができた。今後は看護部長とスタッフ不足の状況でも可能な妊婦健康診査の病棟組織作りを検討し、並行して母子健康手帳の作成の段階に入っていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

Covid-19により現地に訪問することができず活動が中断した期間があったため。

Strategy for Future Research Activity

研究が中断した期間の分を延長したため計画は予定通り進めていく。今年度の訪問で母子健康手帳の作成と活動拠点となったKnyama病院で母子健康手帳を活用できる妊婦健康診査の組織作りを検討していく。

Causes of Carryover

Covid-19で活動を中断していた期間があったため。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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