2022 Fiscal Year Research-status Report
Dietary fatty acid intake and the prevalence of age-related macular degeneration in a Japanese population
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20K10490
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Research Institution | 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター) |
Principal Investigator |
佐々木 真理子 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター), その他部局等, 研究員 (60276342)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 加齢黄斑変性 / 脂肪酸摂取 / 疫学研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
( 研究背景と目的) 加齢黄斑変性患者は重度の視力障害を来たす疾患であり、近年罹患数の増加が問題となっている。さらに、治療に高額な医療費を要するため、医療経済的にも問題である。欧米では、抗酸化ビタミン、ミネラル、オメガ3不飽和脂肪酸摂取と加齢黄斑変性の発症との関連が報告され、予防医療に生かされているが、わが国での報告はない。加齢黄斑変性の病態はアジア人と欧米人で大きく異なることが明らかとなっており、わが国固有の調査が必要である。本研究では、脂質異常症や循環器疾患に対してすでに有効性が知られる多価不飽和脂肪酸の加齢黄斑変性への影響を、大規模疫学コホート研究による眼科検診データを用いて明らかにする。本研究により、将来的には、加齢黄斑変性発症予防としての食事指導だけでなく、予防治療薬の開発への応用が期待できる。 ( 研究計画と方法)一般住民検診・眼科検診のデータを用い、 眼底写真をWisconsin Age Related Maculopathy Grading Systemと光干渉断層計を併用して判定した加齢黄斑変性の重症度と食品摂取頻度調査票より抽出した脂肪酸摂取量との関連を明らかにする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前年度作成したデータベースを用い、加齢黄斑変性の重症度と脂肪酸摂取量の関連を解析し、論文化した(Yasukawa, Sasaki, et al. Translational Vision Science & Technology, 2023)。研究の過程で派生した課題、" 加齢黄斑変性性への脈絡膜病態の関与"について追加解析し、国際共同研究の機会を得た。そのため、さらにデータを収集し、現在、解析、論文を作成中である。
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Strategy for Future Research Activity |
一義的な結果については、既に報告したが、追加解析のためのデータ収集、解析が必要となった。データ収集は終了したので、早期に解析を終了し、結果の報告、論文化を行い、発信する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため、学会参加の機会が減ったため、旅費を使用しなかったため残額が生じた。追加解析が必要なため、解析推進のための費用、および、通常開催となってきた学会参加時の旅費や参加費、結果を発信するための論文作成、投稿料のために用いたい。
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Research Products
(3 results)