2023 Fiscal Year Annual Research Report
東日本大震災前後の認知症発症とリスク要因の動向及び予防的介入に関する疫学研究
Project/Area Number |
20K10507
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
江口 依里 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (60635118)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 裕紀 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (10736721)
大平 哲也 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50448031)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 東日本大震災 / 避難 / 認知症 / 疫学研究 / 飲酒 / 高血圧 / 糖尿病 / 笑い |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は昨年度に引き続き、認知症や認知機能のリスクについて、本年度は、飲酒と高血圧について、東日本大震災の避難者への影響を検討した論文を国際誌に発表した。内容を以下に示す。背景:震災後過度の飲酒者の割合が増加したかどうか、そのことが震災後の高血圧に影響したかを評価した。方法:ナショナルデータベースを使用し、福島県を避難地域を含む4地域に分類し、多量飲酒者の割合と高血圧との関連を縦断的に検討した。結果:その結果、震災後の過度の飲酒は男女、特に避難地域の女性の高血圧リスクの上昇と関連している可能性が認められた。 さらに、認知症のリスクである糖尿病についても、ポジティブな因子の効果を検討した。内容は以下の通り。背景:笑いの介入が二型糖尿病患者の血糖コントロールを検討するかを無作為化比較試験にて検討した。方法:介入は12週間の笑いヨガプログラムで、アウトカムはヘモグロビンA1cとした。結果:その結果、介入群の血糖コントロールを改善した。 全体を通して、1年目3本(含国内誌1)、2年目4本(含国内誌1)、3年目5本、4年目2本の国際誌に本研究関連内容を受理してもらうことができ、震災前後の認知症の関連因子やポジティブな因子の効果について明らかにすることができつつある。さらに認知症についての効果検討を進めていきたいと考えている。
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[Journal Article] Laughter yoga as an enjoyable therapeutic approach for glycemic control in individuals with type 2 diabetes: A randomized controlled trial.2023
Author(s)
Hirosaki M, Ohira T, Wu Y, Eguchi E, Shirai K, Imano H, Funakubo N, Nishizawa H, Katakami N, Shimomura I, Iso H.
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Journal Title
Front Endocrinol (Lausanne).
Volume: 14
Pages: 1148468
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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