2021 Fiscal Year Research-status Report
Workplace canteen intervention with K enriched low sodium diet to prevent hypertension
Project/Area Number |
20K10510
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
奥田 奈賀子 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (80452233)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 高血圧 / 減塩 / カリウム摂取 / 栄養 / 介入 / 職域 / 給食 / Na/K比 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初、今年度中の大阪市内事業所での給食介入研究の実施を計画していたが、新型コロナウィルス感染症のまん延に伴う出社自粛、テレワーキングの広がりに伴い、政府発出の感染防止要請に伴い当該事業所の出社率30%から50%という状況が、2021年度中継続した。そのため事業所社員食堂での喫食を介入手段とする本研究の実施には至らなかった。 しかしながら、感染状況が落ち着き介入実施が可能となった時に 速やかに実施段階に移れるよ事業所担当者とは定期的な打ち合わせを継続して行なった。 食堂を担当する給食会社とも 打ち合わせを継続した。 研究成果発表としては前年度に従業員を対象に実施した 高血圧がリスクとなる疾患や、生活習慣改善による高血圧予防に関する知識、社員食堂で減塩を実施した場合の態度についてのアンケート調査結果を今年度学会発表した(日本循環器病予防学会)。野菜・果物摂取が高血圧予防に良いことは8割以上の従業員が認識していたが、 カリウムの高血圧予防効果についてはほとんど知識共有されておらず、 情報提供の強化が必要と考えられ、介入実施に役立てることとした。 給食業者との打ち合わせを経て、2021年12月にはナトカリ食の試食会を事業所内で行い、給食業者の調理担当者や事業所の健康管理担当者より「普通食と変わらず美味しい」との評価を得ることができた。 さらに調味料メーカーと共同し事業所給食で必要なナトカリのラーメンスープや、うどんつゆなどの試作を依頼した。 実際の介入研究のデータ収集には至っていないが、2022年度での介入実施に向けて、事業所内の状況や給食についての情報収集、調味料の準備を進めることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症のまん延に伴う出社自粛、テレワーキングの広がりに伴い、政府発出の感染防止要請に伴い、当該事業所の出勤率30%から50%という状況が、2021年度中に繰り返された。そのため事業所社員食堂で喫食を介入手段とする本研究の実施には至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度内(2022年秋ごろを計画)に給食介入を行い、介入データを得る。事業所担当者、給食業者担当者、調味料メーカー担当者との連携を密にとる。今年度早期より、事業所担当者との連携により従業員への情報提供を強化し、低Na/K比食が高血圧予防に勧められること、特に変わった味ではなく普通の食事であることを浸透させ、介入研究に多くの参加者を得られるよう努める。調味料メーカーとの協力により、美味しい低Na/K比調味料を効果的に給食に使用できるよう努める。
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Causes of Carryover |
事業所での食堂介入のための予算支出を計画していたが、新型コロナウィルス感染症まん延のため介入研究を実施できなかった。次年度に介入研究を実施し、研究費を使用する。
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Research Products
(7 results)