2023 Fiscal Year Research-status Report
一般住民において血清IGF-Ⅰが動脈硬化性疾患と認知機能に与える影響
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20K10518
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
野原 夢 久留米大学, 医学部, 助教 (10647811)
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Project Period (FY) |
2022-11-15 – 2025-03-31
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Keywords | 疫学 / 予防医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年に田主丸検診地区で約1400名を対象に住民検診を行い、問診、自記式食事歴法質問票を用いた栄養調査、身体変量(身長、体重、腹囲、握力)の計測、血圧測定、血液生化学検査(脂質プロファイル、血糖、インスリン値、微量元素、IGF-Ⅰ、GHを含む)、尿検査、心電図、心エコー図検査、頸動脈エコー検査、5m歩行時間の測定、MMSEによる認知機能検査を施行した。申請者は2012年4月より久留米大学医学部内科学講座、心臓・血管内科部門疫学研究班に所属し、同地域での住民検診活動および疫学研究に携わっている。久留米大学内にある疫学研究室を拠点とし、対象者の予後調査並びに研究室内のデータベースおよび解析ソフトを使用してデータ解析を行い、得られた結果についての考察など疫学研究に勤しんでいる。2022年度は海外留学に伴い一時研究が中断されたが2023年以降本研究を再開した。2024年3月の米国で開催された国際学会にて、本テーマに関する研究結果について発表を行った。今年度は対象者の現在の健康状態を調査するための予後調査を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度は海外留学に伴い一時研究が中断されたが2023年以降本研究を再開した。 2024年3月にはアメリカ心臓病学会主催の疫学学術集会にて研究結果の発表を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は対象者の追跡調査を行い、追加の縦断解析を行う予定としている。
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Causes of Carryover |
2022年度は海外留学のため1年間の研究中断となった。2023年度より研究を再開し、国際学会での研究内容の発表を行った。本年度は対象者の追跡調査を行い追加解析を行う予定である。
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