2021 Fiscal Year Research-status Report
Concordance of lifestyles and health indicators of spousal pairs using large public biobank data and a subsequent development of intervention study
Project/Area Number |
20K10533
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
中谷 直樹 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (60422094)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 菜歩 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 非常勤講師 (80396580)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 配偶者 / 環境要因 / 遺伝要因 / 循環代謝因子 / 生活習慣 / 相関係数 / オッズ比 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで申請者(中谷)は、5,000を超える配偶者ペアの大規模データベースを用い、配偶者同士の生活習慣(喫煙、飲酒、身体活動)が統計学的に有意に一致したことを報告した。 本研究では、研究の新しい視点として、以下の2点を解明する;① 男女のランダムペアと比較しても、配偶者同士の生活習慣の一致性が高いのか?② 片方の配偶者が生活習慣を修正した時、もう片方の配偶者も同様に修正するのか?この2点を解明することで、配偶者同士の環境要因の重要性が明らかになり、また配偶者双方に向けた効率的・効果的な生活習慣の変容プログラムの開発を試みる。①については、2021年度中にデータセット作成、データ分析、論文化まで終了し、現在論文投稿中である。結果としては、配偶者同士と比べてランダム男女ペア(夫婦と同じ年齢のペア)では男女ペアの相関が極めて低く、オッズ比も低値を示した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究では、研究の新しい視点として、以下の2点を解明する; ① 男女のランダムペアと比較しても、配偶者同士の生活習慣の一致性が高いのか? ② 片方の配偶者が生活習慣を修正した時、もう片方の配偶者も同様に修正するのか? この2点を解明することで、配偶者同士の環境要因の重要性が明らかになり、また配偶者双方に向けた効率的・効果的な生活習慣の変容プログラムの開発を試みる。 2021年度は①を実施し、①は分析、論文化を終了し現在論文投稿中である。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究では、研究の新しい視点として、以下の2点を解明する;① 男女のランダムペアと比較しても、配偶者同士の生活習慣の一致性が高いのか?② 片方の配偶者が生活習慣を修正した時、もう片方の配偶者も同様に修正するのか?この2点を解明することで、配偶者同士の環境要因の重要性が明らかになり、また配偶者双方に向けた効率的・効果的な生活習慣の変容プログラムの開発を試みる。 2022年度は②を実施する。②については、2022年度にデータ分譲手続き、統計解析を研究代表者(中谷)と研究分担者(土屋)が実施する。生活習慣要因に関して(喫煙、飲酒、身体活動、食事、睡眠、等)の追跡調査を実施しており、個々の配偶者の生活習慣の変化を確認する。 一方、研究代表者の施設の解析システムの大規模変更(2022年4月1日から)があり、これまでと同様の方法で解析ができるかどうか現在調査中である。その変更の大きさによっては研究延長を申請する可能性がある。2022年度中に②を実施できるように最善を尽くす。
|
Causes of Carryover |
R3年度はCOVID-19の蔓延により、学会発表や知識を高めるためのセミナー等に一切行けなかったために次年度に繰り越しとなった。R4年度には学会発表や知識を高めるためのセミナー等できるかぎり参加し、本研究の価値が高まるよう努力する。
|