2022 Fiscal Year Research-status Report
揺さぶりの眼所見である出血性網膜ひだは転落による後頭部打撲で生じ得るか?
Project/Area Number |
20K10570
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
大島 徹 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (70464427)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 揺さぶられっ子症候群 / 網膜分離 / 眼軸長 / 眼底出血 |
Outline of Annual Research Achievements |
安定した研究環境を整えるため,2021年6月より三重大学へ異動し,再度研究倫理申請を行った.2021年10月に申請が承認され,同年10月27日より研究を開始した.研究開始から2023年3月末までに185件の解剖があり,高度腐敗や焼死,頭部外傷等の症例を除く62例124眼の計測を行うことができた.昨年度より多く計測を行えた.その詳細は男性39例,女性23例で,年齢は0歳~97歳(中央値66歳)であった.眼内環境として,後部硝子体剥離眼67眼,後部硝子体未剥離眼は57眼であった.想定していたよりも多くの後部硝子体未剥離眼の計測を行うことができた.統計解析を行うためには,もう少し症例数を集める必要があり,研究の延長申請を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究開始時にコロナ禍で解剖数が減少するなどの状況があったことから,コロナ禍でも安定した研究環境を整えるために異動し,研究開始が遅れた.
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Strategy for Future Research Activity |
現在の環境は安定した症例数が望めることから,本年度は解析に耐えうる症例数を集めるため,引き続き計測を行い,解析を行う予定である.
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Causes of Carryover |
コロナ禍等の影響で研究開始が遅れたことと,研究会や学会への参加が困難であったため,予定していた研究費の利用ができず,次年度使用額が生じた. 本年度は.研究会や学会の現地開催が予定されているので,積極的に参加し,成果発表並びに情報収集に努めたい.そこで当初の予定としていた旅費や消耗品等に使用したいと考えている.
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Research Products
(3 results)