2023 Fiscal Year Annual Research Report
Educational networking for the Concept-Based Learning in nursing and implementing support research
Project/Area Number |
20K10617
|
Research Institution | Kyoto College of Nursing |
Principal Investigator |
津波古 澄子 京都看護大学, 看護学部, 教授 (20302870)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 恵美子 杏林大学, 保健学部, 教授 (10449001)
三浦 友理子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (70709493)
藤野 ユリ子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 教授 (90320366)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 概念基盤学習 / コンセプトに基づく教育方法 / 看護実践力の育成 / 学生の主体的思考力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、概念に基づく学習を通して看護実践能力を育成する教育方法の実装に向けて、1)看護大学間の教育ネットワークを創り、2)日本の看護教育における概念(Concept)の使用頻度のベンチマークを行うことで今後の教育方法に資するものである。 大学間の教育ネットワーク(日米)は、日本の4大学と米国のKansas大学間での継続オンライン講演(2023年Dr. J. Giddens: Concepts and Competency- Based Assessment in Nursing)を開催し、35名ほどの看護教育者と活発な交流を行い、講演内容を「看護教育」ジャーナルに掲載予定である。 また、研究者2名が1月と9月にKansas 大学を訪問し、4日間の研修をとおして概念に基づく学習の実際を体験した。とりわけ、授業参加と教員との情報交換は、日本での教育および研究への多くの示唆を得た。概念基盤の研究は、使用頻度の高い35コンセプトを明確にでき、日本看護学教育学会に投稿(査読中)した。 2023年8月の日本看護学教育学会第33回学術集会交流セッションにおいて、「学習の科学に基づくコンセプトをつなぐ学習:看護実践力の促進」をテーマ提示し、多くの参加者との活発な討議を行った。交流セッション後、複数の大学から「概念に基づく学習」の基本的な考え方、授業への導入の仕方などの講義の要請があり、取り組みの成果として評価を得られている。
|
Research Products
(5 results)