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2020 Fiscal Year Research-status Report

慢性呼吸器疾患患者の呼吸困難に対するFacial Coolingの効果

Research Project

Project/Area Number 20K10691
Research InstitutionUniversity of Shizuoka

Principal Investigator

加藤 京里  静岡県立大学, 看護学部, 講師 (70385467)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田中 美智子  宮崎県立看護大学, 看護学部, 教授 (30249700)
管原 清子  静岡県立大学, 看護学部, 講師 (80624923)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords冷罨法 / 三叉神経 / 呼吸
Outline of Annual Research Achievements

冷罨法について文献レビューを行った。
1.CENTRAL(Cochrane Library):「cooling」のkeywordで38件が検索され、そのうち、運動能力向上、筋疲労の回復を目的としたスポーツ科学領域の論文、手術中の体内への冷刺激に関する論文を除外すると、冷罨法の効果に関する報告は8件であった。冷罨法の目的は、全ての論文で痛みの緩和(頸部と背部2件、膝関節2件、針刺入部2件、出産後の会陰部1件、乳房うっ滞1件)であった。
2.EBSCOhost(MEDLINE+CINAHL Plus):Titleに「cold application」を含む論文は、29件あり、運動能力向上、筋疲労の回復を目的としたスポーツ科学領域の論文、手術中の体内への冷刺激に関する論文を除外すると、14件であった。冷罨法の目的は、14件中12件が痛みの緩和(針刺入部4件、術後3件、出産後の会陰部2件、下肢(膝・足首・踵)3件)が主であり、その他、けいれん発作への対応として1件、血管拡張についての観察研究が1件であった。Titleに「cold compress」を含む論文は、3件あり、冷罨法の目的は、乳房うっ滞改善1件、針刺入部の痛みの緩和1件、性感染症の陰部の痛みの緩和1件であった。
3.医中誌web:Titleに「冷罨法」を含む文献は38件、「クーリング」は23件、「コールドパック」は4件であった。目的は、痛み(歯科3件、針刺入部3件、出産後の会陰部2件)の軽減が8件、解熱・発熱時の安楽が4件、静脈炎が4件、子宮収縮2件、乳房うっ滞2件、皮膚障害1件であった。その他、冷罨法の心身への影響について実験的に検証した記述研究が9件、冷罨法を実施している看護師への意識調査が4件あった。
以上より、冷罨法と呼吸との関連については明らかになっていないことが改めて確認された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

本研究は当初、健康な成人を対象に実験を行う予定であった。しかし今年度はCOVID-19の影響で対人での実験が困難であったため計画を変更し、非薬理学的方法の一つである手持ち式扇風機(hand-held fan: HHF)の呼吸困難の緩和に対する効果を明らかにすべく文献検討を行った。

Strategy for Future Research Activity

コロナ禍で、実験中の被験者、対象者ともにマスクの着用が必須であるなど、感染対策を厳重に行うように研究計画を修正する。
修正した計画が倫理委員会で承認を得られた後に、被験者を募集し、健康な成人の呼吸状態に対する冷罨法の効果に関する実験研究を実施する。

Causes of Carryover

本研究は当初、健康な成人を対象に実験を行う予定であった。しかし今年度はCOVID-19の影響で対人での実験が困難であったため計画を変更し、文献検討を行った。実験を実施できなかったため、実験器材、被験者への謝礼金、消耗品の購入をしていない。
次年度は、COVID-19の感染拡大状況に応じて、可能な範囲で対人での実験研究を実施する。当初予定の助成金使用内訳に、感染予防のためのマスク、エプロン、手袋、手指消毒剤、体温計などの衛生物品を加えて購入する予定である。

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Published: 2021-12-27  

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