2022 Fiscal Year Research-status Report
社会人基礎力の「働きかけ力」を高め効果的な実習指導を可能にする実習指導者用教材
Project/Area Number |
20K10695
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Research Institution | Yamaguchi Prefectural University |
Principal Investigator |
藤本 美由紀 山口県立大学, 看護栄養学部, 講師 (70448801)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 満智子 山口県立大学, 看護栄養学部, 助教 (10735690)
丹 佳子 山口県立大学, 看護栄養学部, 教授 (70326445)
伊東 美佐江 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00335754)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 実習指導 / 働きかけ力 / 臨地実習 / 看護教育 / 教材 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、第一線の実習指導者の実践知を分析し、「働きかけ力」および「働きかけ力」を高める要素を抽出する。そして、その要素をふまえて教材を作成し、その有用性を実証することを目的としている。2022年度は、実習指導者の「働きかけ力」とその向上に関連する要因を明らかにするため、参加観察とインタビュー調査を行う予定であったが、新型コロナ感染症拡大防止と業務繁忙等のため、実施できていない。 実習指導者が他の看護師を巻き込む力である「働きかけ力」に注目し、看護学、教育学等の領域における文献検討により、「働きかけ力」を発揮するにためには数年以上の指導経験や自身・他者の持つ力量、業務量等を見極める力等が必要であることが推察された。このことから、対象者およびインタビュー内容厳選の必要性が示唆されたため、現在、教材開発に利用できる「働きかけ力」を発揮するために現場の実習指導者が行っていること、心がけていることに関するインタビュー調査の対象者と内容等について再度検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
調査対象者に該当する実習指導者の新型コロナ感染症拡大防止と業務繁忙等のため、インタビュー調査が実施できていない。 当初の予定では、働きかけによる巻き込む人と巻き込まれる人の2者に対する参加観察とインタビュー調査により、巻き込みの準備、行っている工夫の意図や根拠、巻き込み時の状況や心情と双方に対する思いや関係性等を問い、実践されている「働きかけ力」の向上に必要な要素を抽出する予定であったが、実施できていない。文献検討と過去の調査結果の分析内容を考慮し、インタビュー調査の内容、対象者選定等について再検討中である。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度までに行った文献検討とこれまでの調査の分析結果等を踏まえ、インタビュー対象者および調査内容等を厳選しインタビュー調査を実施する。実習現場で巻き込み上手な人に対するインタビューでは、他者に働きかけ巻き込む手段や工夫、2者の役割や態度、関係性等に関して調査を行う。内容は、巻き込みの準備、行っている工夫の意図や根拠、巻き込み時の状況や心情と双方に対する思いや関係性、指導力評価、業務量や実践力評価等である。参加観察の必要性については再検討し、インタビュー調査で、「働きかけ力」の向上に必要な要素を抽出し、教材の内容を検討する。なお、調査実施の際は感染防止対策を施し実施する。
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Causes of Carryover |
予定では、参加観察およびインタビューを2022年度中に実施する予定であった。新型コロナ感染症拡大防止と業務繁忙等のため、働きかけ力向上要素の抽出のための現場での調査が実施できていない。これらの理由により次年度使用額が発生した。 2023年度に現場の実習指導者に対するインタビュー調査を実施する際の謝金等に用いる。
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