2023 Fiscal Year Annual Research Report
Feasibility study on the "life story book" of people with chronic kidney disease
Project/Area Number |
20K10707
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
岡 美智代 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (10312729)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 さつき 群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (50412987)
松本 光寛 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (00881559)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 聞き書き / フィージビリティ / 慢性腎臓病 / 手順書 |
Outline of Annual Research Achievements |
今までの研究結果を元に、「群馬大学大学院 岡研究室、聞き書き(じっくりEASE)」というwebsiteを立ち上げた。なお、弁護士に倫理的配慮についても相談している。https://oka.dept.health.gunma-u.ac.jp/?page_id=14 また2023年度は主に次の研究を行いEAFONSで発表した。【研究1】目的:慢性腎臓病(CKD)患者に「聞き書き」看護介入を実施し、患者への影響を定性的に明らかにすること。方法:聞き書き看護介入を受けた28名のCKD患者の語りをもとに、再帰的テーマティック分析により分析した。倫理的配慮:群馬大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会の承認を得た。結果:聞き書きの患者への影響は、「自分の話が形になって嬉しい」「慢性腎臓病の人や他の人に自分の病気の経験を知ってもらうことができる」「生きる勇気が湧いた」であった。【研究2】目的:慢性疾患患者に対して看護師が実践した「聞き書き」におけるフィージビリティ(実行可能性)の特徴について明らかにすること。方法: 慢性疾患患者に対する「聞き書き」経験のある看護師10名に半構造的インタビューにてデータ収集を行った。倫理的配慮:群馬大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会の承認を得た。結果:「聞き書き」のフィージビリティの特徴について, 「多忙な業務と実施に要する時間の長さのために聞き書き実施が難しい」と言う意見が聞かれたが、「患者との充実したコミュニケーションの礎となる」, 「冊子型は患者の穏やかな最期と家族のグリーフケアにつながる」,「冊子の共有が患者に合わせた看護ケアの実施につながる」、「聞き書きは看護の力を発揮する機会として活用できる」などの8つのテーマが明らかになった。
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Research Products
(14 results)
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[Presentation] Effect of a "Listening and Writing" Intervention on People with Chronic Kidney Disease: A Qualitative Study2023
Author(s)
Michiyo Oka, Kana Miyazaki, Mitsuhiro Matsumoto, Satsuki Takahashi, Mei Kaneko, Kanon Uno, Risa Yoshida, Maika Katagiri, Chinami Endo, Ayako Inokuma, Ryotaro Totsuka, Natsumi Shirato, Keiju Hiromura
Organizer
the 27th East Asian Forum of Nursing Scholars (EAFONS)
Int'l Joint Research
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