2020 Fiscal Year Research-status Report
終末期がん患者の倦怠感軽減ケアプログラムの開発と臨床応用
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20K10715
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
細川 舞 岩手県立大学, 看護学部, 准教授 (70760908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮下 光令 東北大学, 医学系研究科, 教授 (90301142)
柏葉 英美 岩手県立大学, 社会福祉学部, 准教授 (20707989)
高屋敷 麻理子 岩手県立大学, 看護学部, 講師 (90847089)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 倦怠感 / がん患者 / 終末期 / 緩和ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,終末期がん患者の倦怠感に対して,リラクセーションのためのハンドケアと,ハンドケア+足浴の効果を,臨床研究の相に沿って,ランダム化比較試験(RCT)(第Ⅰ~Ⅲ相)で比較し,効果を検証することを目的とする.また,臨床応用できるように看護師向け教育材料を作成し,その効果についてランダム化比較試験(第Ⅳ相)を行い一般化および普及可能性についても検証することを目的としている. 2020年度は,大学研究倫理審査委員会の承認を受け(岩手県立大学:承認番号285,東北大学:2021-1-1035),調査実施施設の倫理審査の承認を受けた(承認番号2-28).新型コロナウイルス感染拡大の影響で,調査実施施設でのデータ収集を開始することができず1年目は研究倫理審査申請のみにとどまった. 2021年度はデータ収集および分析を行っていく予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により,臨床の調査実施施設への出入りに制限がかかり,データ収集を進めることができなかった.
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Strategy for Future Research Activity |
現在,調査実施施設とデータ収集開始時期について調整中である,調査実施施設との連絡調整を密に行うとともに,介入の準備をさらに進めていく.新型コロナウイルスワクチン接種が進み,研究者(介入者)も接種したため,今後は,調査実施施設への出入りができる見込みである.随時データ収集に取り組めるようスケジュール調整を行っていく.
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Causes of Carryover |
研究計画の遅れにより,学会発表および論文執筆等に取り組むことができなかった.今後はデータ収集のための物品購入および成果の公表のために予算を使用する計画である.
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