2021 Fiscal Year Research-status Report
救急医療における延命治療の代理意思決定支援ツールの開発
Project/Area Number |
20K10742
|
Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
清水 玲子 金沢医科大学, 看護学部, 准教授 (90406166)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 美鈴 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (10320772)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 救急医療 / 延命治療 / 代理意思決定 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、救急医療における延命治療の代理意思決定支援モデルを構築することを目指し、第1段階:救急医療における延命治療の代理意思決定支援モデルの構成要素の抽出のため、救急医療において延命治療の代理意思決定を行った家族の体験および代理意思決定支援とその効果に関する国内外の研究論文を収集しメタ統合の方法論を用いてメタ統合する予定であった。 研究の進捗は遅れており、現在、国内外の研究論文を収集し、国内論文の分析は終了しているが、海外論文の分析が未着手のため、メタ統合に至っていない。また、2021年度は、第2段階:全国救命救急センターを対象に延命治療の代理意思決定支援の実態調査の質問紙を作成する予定であったが、メタ統合の結果に基づき質問紙を作成するため、こちらも着手できていない。2021年度に実施予定の内容を2022年度に実施する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症に関連した対応(教育および大学運営)及び教員の中途退職に伴う追加業務により、研究活動時間の確保が困難であった。
|
Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、2021年度実施予定であった1段階:救急医療における延命治療の代理意思決定支援モデルの構成要素の抽出にむけて、国内論文の分析結果に海外論文の分析結果を合わせメタ統合を行う。また、2段階:全国救命救急センターを対象とした救急医療における延命治療の代理意思決定支援の実態調査については、新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み、実施に向けて方法や時期について検討する。
|
Causes of Carryover |
2021年度実施予定の文献研究・実態調査(アンケート)の進捗が遅れている関係上、それに関わる費用として、文献の翻訳にかかる費用・アンケート郵送費、データ整理・分析のための人件費などが執行できなかったため、2022年度に使用予定である。また、研究関連の情報を収集する目的で、学会参加に関わる費用(参加費・会場開催であれば交通費)についても使用予定である。
|