2023 Fiscal Year Annual Research Report
妊娠糖尿病既往女性の受診行動を促進する長期フォローアッププログラムの開発
Project/Area Number |
20K10751
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Research Institution | Tokushima Bunri University |
Principal Investigator |
佐原 玉恵 徳島文理大学, 保健福祉学部, 教授 (50335824)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 敬次郎 徳島文理大学, 保健福祉学部, 教授 (20192958)
谷 洋江 徳島文理大学, 保健福祉学部, 教授 (60253233)
板東 恭子 徳島文理大学, 保健福祉学部, 助教 (50869708) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 妊娠糖尿病 / 妊娠糖尿病既往女性 / 血糖検査 / フォローアップ / 受診行動 / 子育て期 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、2022年に実施した質的調査のデータを追加し、フォローアッププログラムの試案を作成する予定であった。2022年度質的調査の対象者は、A市の乳児健診を受診した母親のうちGDM既往があり調査協力に同意を得た2名であった。調査方法は半構造的面接を行い、質的記述的に分析した。B氏は30代で、第2子妊娠中にGDMと診断され、産科で糖尿病の管理が行われていた。C氏は40代で、第2子の妊娠中にGDMと診断され内科での管理が行われていた。受診を促進するものとして「託児があれば受診できる」、「リマインダーがあれば受診のきっかけになる」があげられた。2023年度まで期間を延長したがコロナ感染は収束したものA市内の総合病院を通じてインタビューの参加者を募ることができなかった。研究計画を修正し、質的研究は2名のデータ、2020-2023までの文献レビュー、量的調査の結果から以下のプログラムの内容について検討し、17の項目が挙げられた。17項目のうち質問紙調査で明らかになったものは、5項目、インタビュー調査であきらかになったものは8項目、文献レビューから明らかになったものは、4項目であった。専門家間で討議した結果、以下の8項目をプログラムの骨子として試作することを検討した。 1.当事者の知識の普及と意識の向上 2.産科医と内科医の連携 3.病院受診のリマインダー 4.実践可能な指導内容 5.運動療法の促しと時間調整 6.受診を可能にする子育て預け先の紹介 7.家族のサポートを促す支援 8.食事作りへのサポート 詳細な実施内容と具体的な活用方法について今後検討していく。
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Research Products
(1 results)