2022 Fiscal Year Research-status Report
フィンランドの対話型子育て支援法を用いた専門家への包括的教育プログラムの開発
Project/Area Number |
20K10769
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Research Institution | Tohto University |
Principal Investigator |
上野 里絵 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 教授 (20598677)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | フィンランド / 対話 / 子育て支援 / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者の異動、所属先でのマンパワー不足が生じたため、研究代表者一人での領域の講義・演習・実習などにて、研究へのエフォートが低下してしまった。また、本研究の対象者は、エッセンシャルワーカーであるため、新型コロナウイルス感染症拡大により、予定していた研究計画の遂行が大幅に困難となった。 教育プログラムのコンテンツとして、フィンランドの児童精神科医ソランタウス氏が執筆した物質使用障害を有する親とその子どもを支援するための本の日本語訳への許可をソランタウス氏より得ることができた。ソランタウス氏はこの他に2冊の本を執筆し、その日本語訳が出版されているが、これらの本は、親や子どもを支援する日本の専門家への教育ツールとしてのフィージビリティが報告されているため、本研究の教育プログラムのコンテンツとすることは、有用である。また、この本は、デジタル版として作成予定であるため、教育プログラムのコンテンツに加え、専門家の教育資料の一つとして広く配信できるよう、本テーマを先駆的に行っている団体からの協力も得られることとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の異動、所属先でのマンパワー不足が生じたため、研究代表者一人での領域の講義・演習・実習などにて、研究へのエフォートが低下してしまった。また、本研究の対象者は、エッセンシャルワーカーであるため、新型コロナウイルス感染症拡大により、予定していた研究計画の遂行が大幅に困難となった。
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Strategy for Future Research Activity |
所属先でのマンパワー不足が解消されつつあり、研究へのエフォートが増加することが見込まれる。また、新型コロナウィルス感染症による影響も軽減してきているため、研究計画に沿った研究の遂行が見込まれる。すでに、フィールドも確保できているため、今後、倫理審査申請など、速やかに研究を実施していく。
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Causes of Carryover |
前述の理由にて、当初予定していた研究計画の遂行が困難であったが、解消されつつあり、研究フィールドの確保もできているため、次年度は、LTC教育プログラムの構築・評価研究を行っていく。
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