2022 Fiscal Year Annual Research Report
Identification of barriers to awareness and rapid response to patient deterioration and development of response strategies
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20K10775
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
笠原 聡子 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (30283782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石松 一真 滋慶医療科学大学, 医療管理学研究科, 教授 (30399505)
大野 ゆう子 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 特任教授(常勤) (60183026)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 患者急変 / 院内迅速対応システム / 気づき / 看護ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、院内迅速対応システム(RRS: Rapid Response System)において、病棟看護師による専門対応チーム(RRT)の迅速な要請を妨げている「障壁」を解明するために、患者急変への気づきからRRT要請までの行動プロセスとその背後にある認知プロセスを検討することである。目的を達成するため、具体的には 以下の3つをあげていた。すなわち、「1. 行動プロセスからみた障壁の解明:診療録から」、「2. 認知プロセスからみた障壁の解明:面接調査から」、「3.対応策の検討:組織的視点から」を主な目標としてあげていた。このうち、「2. 認知プロセスからみた障壁の解明:面接調査から」 については、面談調査ではなく診療録データの分析手法を変更することで対応することとした。 令和3年度までは主に、診療録とRRTおよびCB管理日誌の過去6年間(2013年-2018年)のデータ1823件のうち分析対象となった863件を後ろ向きに分析し、。令和4年度ではこれに加えて以下のことを行った。過去1年間(2019-2020)に、院内急変により一般病棟からICUへ予定外入室となったデータ193件のうち分析対象となった144件を後ろ向きに分析し、入室経路別にみた看護師による観察記録の特徴を検討した。ここでは入室経路として、RRT経由、救急チーム(MET)経由、主治医(当直医)による調整の3つを設定した。また、特にRRTとMETに着目し、RRS起動基準に該当してから実際にICUに予定外入室するまでの時間の遅延の実態とその要因を検討し、この結果は学術集会にて発表した。
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Research Products
(1 results)