2022 Fiscal Year Research-status Report
Study on nursing support program development to maintain the hope in the recovery process of patients with musculoskeletal injury
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20K10807
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Research Institution | Chiba Prefectural University of Health Sciences |
Principal Investigator |
三枝 香代子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (80248864)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 運動器外傷 / 希望 / 回復過程 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度にデータ収集の予定であったが、新型コロナウイルス蔓延によって調査協力を依頼していた施設でのデータ収集ができなかった。2022年度は、運動器外傷患者の希望をもたらす要因、希望を弱める要因について文献検討を行い、本研究での用語の定義を明らかにした。希望の定義についての整理は、これまで様々な研究者によって行われている。本研究の希望については、北村(1983)の「来るべき未来の状況に明るさがあるという感知に伴う快調をおびた感情。特定の目的の実現や、特定の目標への到達を目指すものではないが、人生の特定されない価値や意義が実現される視界または境域としての未来が信頼できるという明るい感情」を参考にし、運動器外傷患者の希望をもたらす要因については「運動器外傷患者の回復過程においてどんな時に未来を明るいと感じているのかというように、希望をもたらす事象と、その時に生じる感情」とすることとした。また、希望を弱める要因については、希望が弱められた時は、抑うつ症状や自殺念慮がみられたりする(勝俣1990)ことを参考にし、希望を弱める要因とは「運動器外傷患者の回復過程においてどんな時にもうどうにもならないと感じたかのように、希望を減弱させる事象と、その時に生じる感情」とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度にデータ収集の予定であったが、新型コロナウイルス蔓延によって調査協力を依頼していた施設でのデータ収集ができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスに対する行動制限が緩和されたため、データ収集を計画通り実施する予定である。
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Causes of Carryover |
2022年度は、コロナウイルス感染症蔓延のために施設でのデータ収集が行えなかった。そのため、2023年度にデータ収集を行うための旅費、謝礼、逐語録の費用などに使用する予定である。、
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