一般病棟での術後せん妄ケアにおける家族のケア参加プロトコールの構築

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K10812
• Research Institution: Fukuoka Prefectural University
• Principal Investigator: 福田 和美 福岡県立大学, 看護学部, 教授 (50405560)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 村田 和子 福岡県立大学, 看護学部, 助教 (00552548) ; 中尾 久子 九州大学, 医学研究院, 教授 (80164127)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2024-03-31
• Keywords: 術後せん妄ケア / 患者 / 家族

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、一般病棟での術後せん妄発症時および予防的ケア（以下、術後せん妄ケアとする）の1つとして、家族のケア参加プロトコールの構築を目指す。
研究内容は、① 量的研究手法による一般病棟での術後せん妄ケアにおける家族のケア参加の実態調査、② 質的研究手法による家族のケア参加内容の検討、①、②の結果から家族のケア参加プロトコール試案の作成である。
本年度は、一般病棟での術後せん妄ケアにおける家族のケア参加の実態調査を行うにあたり、文献検討を行い、研究者間で質問内容の検討を進めた。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究開始時期の遅れと研究者間で議論の場を持つ機会が少なく、当初の予定より遅れた。

Strategy for Future Research Activity

今後は、質問紙の作成後、研究者は所属する施設の倫理審査申請を行う。倫理審査承認後に外科系の一般病棟で勤務する看護師にプレテストを行い、内容の妥当性の検討を行う。その後、全国の200床以上で外科系の手術が行われている急性期病院を無作為抽出にて選出し、一般病棟で術後の患者のせん妄ケアを行う看護師に質問紙調査を行い、実態を把握する予定である。

Causes of Carryover

理由：研究の進捗が大幅に遅れていることや研究者間の会議を遠隔で行い、旅費や人件費の使用がなかったため、次年度使用額が生じた。

使用計画：次年度は質問紙調査を行うため、質問紙の準備やデータ入力等において人件費を使用する予定である。また、研究に関する知見を得るために学術集会等に参加予定であり、旅費を使用する予定である。