2022 Fiscal Year Research-status Report
内分泌療法を受ける乳がん女性へのセクシュアル・ヘルスケアモデルの開発と評価
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20K10837
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
谷地 和加子 岩手県立大学, 看護学部, 講師 (00723058)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 乳がん / セクシュアリティ / セクシュアル・ヘルスケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、内分泌療法を受ける乳がん女性へセクシュアル・ヘルスケアを半年以上長期的に施行し、評価することを目的としている。 本年度は、セクシュアル・ヘルスケアモデルの素案についてがん看護の専門家によりアドバイスをいただいた。A県内1か所の施設に対し、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、令和4年6月に研究調査の依頼をした。現在、A県内の1施設に通院する乳がん患者3名に研究参加をいただき、令和4年10月よりケアモデルを個別的・継続的に対面での介入を実施している段階である。個別ケアの実施は、対面で研究者が行い、参加者の生活スタイルに合わせ、1~2か月に1回のペースで実施している。今後は、ケア介入を継続し、ケアモデルの介入の評価を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は、ケアモデルの評価を現象学的アプローチによる分析を予定していたことから、新型コロナ感染拡大の鎮静化を待ちつつ、オンラインよりも対面でのインタビュー実施が望ましいと判断した。そのため新型コロナウイルス感染拡大により研究協力施設の依頼が遅れたこと、研究対象者の参加が当初計画していたよりも調整が難しくケア介入の実施が遅れたことが理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は、研究参加者への配慮を最大限に重視し、調査時期や回数を調整しつつ、ケアモデルの介入を継続していく。また、ケアモデルの評価を実施する。
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Causes of Carryover |
ケア実施中のため研究参加者の謝金がまだ発生していないこと、学会への発表を見送ったことで残金が発生した。2023年度の旅費、人件費、謝金に用いる。
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