2023 Fiscal Year Research-status Report
The development of clinical reasoning educational program for pediatric nurses
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20K10838
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Research Institution | National Center for Child Health and Development |
Principal Investigator |
森口 ふさ江 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 社会医学研究部, リサーチアソシエイト (50867504)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
叶谷 由佳 横浜市立大学, 医学部, 教授 (80313253)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 小児患者 / 急変予測 / 臨床推論 / エキスパートナース |
Outline of Annual Research Achievements |
小児看護領域に従事する看護師を対象とした臨床推論教育プログラムの開発の前段階として、「クリティカル領域エキスパートナースが認知する小児患者急変予測臨床推論プロセス」を研究テーマとして、次のように研究を実施した。研究目的は、クリティカル領域エキスパートナースが認知する小児患者急変予測臨床推論プロセスを質的記述的に明らかにすることであり、研究の意義として、本研究を基礎情報として開発される小児患者急変予測のための臨床推論力強化教育プログラムに看護師が参加することで、看護師は、適切な臨床推論のもと小児患者の急変予測を行い、小児患者の急変予防につなげることが出来ることである。 方法:小児看護領域に従事するクリティカル領域エキスパートナースを対象として、半構成的インタビューを行い、データを質的記述的に分析した。 結果:7名のエキスパートナースがインタビューに参加した。分析により、行動を決定するための臨床推論として【普段からの子どもへの意識】【意図的に子どもの変化に気づく】【深く評価する】【判定する】【予防的介入計画の策定】、推論後の行動として【チームで共有する】【介入する】【再評価とプロセスの修正・継続】のカテゴリーが生成された。 結論:本研究では、エキスパートナースの専門性に基づいた小児患者急変予測臨床推論プロセスが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
小児看護領域における臨床推論教育プログラムを開発するための前段階として、小児看護領域に従事する看護師の臨床推論プロセスモデルの構築が必要であることを認識し、まずは、これを目的とした研究に取り組んでいるために、教育プログラムの開発までにはまだ至っていない。 次の段階として、本研究で示されたモデルを基に、小児看護領域に従事する看護師の小児患者急変予測臨床推論の構造を検証し、教育プログラム開発に必要な要素を抽出することを計画している。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、次の研究段階である、小児看護領域に従事する看護師の小児患者急変予測臨床推論の構造を検証するための、無記名自記式質問紙調査による横断研究のための研究計画書を作成中である。この研究では、質的記述研究で得られた小児患者急変予測臨床推論プロセスモデルを基に質問紙調査票を作成し、得られたデータを量的に分析し、教育プログラム開発に必要な要素を抽出する予定である。 この研究結果で得られた成果を基盤にして、臨床推論教育プログラム開発を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
当初予定していた臨床推論を学ぶための海外研修と、臨床推論教育提供者へのインタビューが実施できなかったため、次年度使用額が生じた。 本年度に、臨床推論教育提供者へのインタビューを行うと共に、前年度質的研究で探索的に行ったモデルを量的に検証するための研究費用として、補助金を使用する予定である。
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Research Products
(2 results)