2021 Fiscal Year Research-status Report
Body image and weight control behaviors among adolescent girls: A longitudinal study project
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20K10847
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
本間 裕子 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (50270054)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 思春期 / ボディイメージ / ダイエット行動 / 縦断研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本プロジェクトは思春期女子のボディイメージおよびダイエット行動の変化を示すとともに、Thompsonら(1999)のTripartite Influence Modelに基づき、これらの変化が家族因子、友人因子、メディア因子によって予測できるかどうかを検証するものである。2021年度は女子高校生を対象に、体重・体型に関する価値観や認識(ボディイメージ)、友人や家族との体重・体型に関する会話、テレビやインターネットなどのメディアからの情報、体重コントロール法などに関するインタビュー調査を開始した。現代の女子高生にとって「やせ」は「きれい」であることの必要条件であり、「美容体重」や「シンデレラ体重」と呼ばれるやせ型の体型に憧れをもち、足や腹部を露出するファッションを楽しむための「足やせ」などを目指す傾向にあった。InstagramをはじめとするSocial Networking Services(SNS)でダイエットに関する情報に触れていた。一方、保健体育の授業や教科書からの栄養や健康に関する情報が気に留められることはなく、ボディイメージやダイエット行動に影響を及ぼすことはないようだった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、研究に費やせる時間が大幅に減少したことにより、当初の計画より遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は第1回質問紙調査に向けて、質問紙の作成を進める。文献検討やインタビュー調査結果をもとに、女子高校生・大学生に協力を得て、質問紙の信頼性・妥当性を検討しながら作成する。調査協力予定校と調査参加者の募集方法などを調整し、第1回調査を秋に実施する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大による影響で、2021年度に予定していた調査の開始が遅れたため。2022年度は質問紙作成のための文献検討(図書費・文献複写費など)、質問紙作成協力者への謝金、質問紙印刷費、郵送費等に使用する予定である。
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