2020 Fiscal Year Research-status Report
Assessment of the severity of night-time crying in early infancy based on analysis of sleep structure
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20K10852
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
兒玉 英也 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (30195747)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠原 ひとみ 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (80319996) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 夜泣き / 乳児 / 睡眠構造 / 睡眠脳波 / 発達障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、生後4ヶ月の児にみられる夜泣きに関して、難治性の夜泣きを睡眠構造との関係か予測することである。生後4ヶ月の児で、夜泣きが重度な児40例(夜泣き群)と安定した夜間睡眠が常態化した20例(対照群)、計60例を対象とし、自宅での夜間睡眠の睡眠構造を、アクチグラフによる体動の加速度データとスリープスコープによる睡眠脳波により、3日間連続で分析する。これらの児は、縦断的に生後7か月の時点で夜泣きの状況調査と機能的発達の評価(発達スクリーニングスケール:KIDS)を行う。生後4ヶ月の時の睡眠構造の様々な定量的指標について、生後4ヶ月での夜泣き群と対照群、生後7ヶ月での夜泣きの難治群と治癒群の比較を行う。予測される結果は、生後4ヶ月で夜泣きが重症な児の一部に、特徴的な睡眠構造(深睡眠の割合の減少、夜間睡眠並びに覚醒時の体動量の増加、睡眠周期の周期性の欠如、等)が認められ、このような児は、生後7ヶ月になっても夜泣きが沈静化しないことである。2020年度はコロナウイルス感染による環境の変化と研究分担教員の転出により予定した研究を開始することができなかった。しかし年度内に分担教員を交代して新たな研究体制を構築し、また新たな研究分担者と研究計画の細部を再検討する時間があったことで研究計画はより完成度が高まったと考える。2021年4月に本学の倫理委員会に研究計画を提出する予定で、研究計画が認可されたら迅速に研究を開始したい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度はコロナウイルス感染による環境の変化と研究分担教員の転出により予定した研究を開始することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
年度内に分担教員を交代し研究計画の細部を再検討した。2021年4月に本学の倫理委員会に研究計画を提出する予定で、研究計画が認可されたら迅速に研究を開始したい。
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Causes of Carryover |
コロナウイルス感染による環境の変化と研究分担教員の退出により研究の開始が約1年遅れたため、データ収集に必要として計上した予算を使用できなかった。次年度に研究が開始されたらデータ収集をできるだけ急いで行って、研究の遅れを取り戻したい。
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