2021 Fiscal Year Research-status Report
Assessment of the severity of night-time crying in early infancy based on analysis of sleep structure
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20K10852
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
兒玉 英也 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (30195747)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠原 ひとみ 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (80319996) [Withdrawn]
熊谷 真愉子 (小西真愉子) 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (20816251)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 睡眠構造 / 夜泣き / 乳児 / 睡眠発達 |
Outline of Annual Research Achievements |
乳児の脳波データの収集が遅れているが、それ以外の得られたデータの分析から、分娩前の妊婦の精神健康度が乳児の睡眠発達と連鎖することが、明らかとなった。具体的には、分娩前の妊婦の精神健康度が良好な場合、出産した児の乳児期早期の睡眠発達が促進され、児は産後の早い時期に自立して長期間寝るようになると考えられた。この連鎖は、母親の育児方法などの交絡因子を介しない、直接経路によると考えられた。 また、脳波の測定を依頼する業者との分析方法の詳細についての話し合いを行った。乳児のワンチャンネルによる睡眠脳波の分析に関しては、過去に依頼した7年前よりその解析能力が進歩していて、その内容を研究に効果的に組み入れたいと考えている。 これらを踏まえて、母親の精神状態も評価しながら、本研究のテーマである児の睡眠構造と夜泣きの関係について、その詳細を明らかにしていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
申請時の共同研究者の転出にともない新たな共同研究者が加わったが、代わった共同研究者の個人的な状況に加えて、コロナウイルス感染拡大に伴う外来での対象妊婦のリクルートに制限があったことで、2021年度は当初予定した児の睡眠脳波のデータ収集をスタートすることができなかった。しかし、その期間、過去に得られたデータの再分析と、脳波の測定を依頼する業者と分析方法の詳細についての話し合い、統計方法の見直しなど、研究計画の細部の調整をすすめ、2022年度には本格的にデータ収集を行えるよう環境を整備した。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度より研究をスタートできる見通しが得られており、研究機関を1年延長し、2023年度まででデータ収取を完了する予定である。
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Causes of Carryover |
睡眠脳波のデータ収集の開始が遅れており、そのための予算を次年度に使用したいため。
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