2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
20K10855
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
河本 恵理 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (90718339)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 妊娠先行型結婚 / 夫婦 / ケアプログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、妊娠先行型結婚をした夫婦へのケアプログラムを構築することを目的として、①「妊娠先行型結婚をした母親・父親が必要とする支援に関する文献レビュー」、②「妊娠先行型結婚をした夫婦へのケアにおける助産師のアセスメントの視点およびケア実践内容に関する面接調査」、③「妊娠先行型結婚をした夫婦に対する助産師のケアの実態調査」の3段階の研究を予定している。 2020年度は「妊娠先行型結婚をした母親・父親が必要とする支援に関する文献レビュー」を行った。現在、国内外の文献を収集・分析し、妊娠先行型結婚をした母親・父親が必要とする支援を抽出している。また並行して、「妊娠先行型結婚をした夫婦へのケアにおける助産師のアセスメントの視点およびケア実践内容に関する面接調査」に取り組むため、所属機関の倫理審査委員会への申請に向けて準備を進めている。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、対象者のサンプリングや対面での面接調査に困難が生じており、調査開始時期を見合わせているところである。 また、関連学会(web開催)の学術講演会に参加し、母性・父性・親性の発達に関する情報、周産期にある家族の発達に関する情報を収集した。 今後は引き続き、妊娠先行型結婚をした母親・父親が必要とする支援を先行研究から抽出していく。また、面接調査に伴う調査協力者の負担や感染予防を考慮しながら、面接調査を実施できるよう準備を進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度は「妊娠先行型結婚をした母親・父親が必要とする支援に関する文献レビュー」を行った。また並行して、「妊娠先行型結婚をした夫婦へのケアにおける助産師のアセスメントの視点およびケア実践内容に関する面接調査」に取り組むため、所属機関の倫理審査委員会への申請に向けて準備を進めている。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、対象者のサンプリングや対面での面接調査に困難が生じており、調査開始時期を見合わせている状況であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
妊娠先行型結婚をした母親・父親が必要とする支援に関する文献レビューを進め、妊娠先行型結婚をした母親・父親が必要とする支援を抽出していく。また、今後も新型コロナウイルス感染の影響が続くことが予測されるが、面接調査に伴う調査協力者の負担や感染予防を考慮しながら、「妊娠先行型結婚をした夫婦へのケアにおける助産師のアセスメントの視点およびケア実践内容に関する面接調査」を実施できるよう準備していく。
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Causes of Carryover |
当初の計画では、関連学会学術講演会への参加のための旅費(宿泊・交通費)を支出予定であったが、web開催となり、旅費が発生しなかった。また、文献複写や関連書籍の購入が少なく、次年度使用額が生じた。次年度は対面での学術講演会が予定されており、また、引き続き文献レビューを行う予定であり、旅費や文献複写・書籍購入代として使用する予定である。
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